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自動下書き

2024.04.29

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 
読み書き困難な子が「困難」になる理由のひとつは、学校での画一的な教え方にあります。
 
このように断言できる理由は、ここにきて従来の学校の読み書きの学習法である「見て、繰り返し書く」が合わない子が、別の方法だと文字の読み書きを習得できることに、心ある先生たちが気づいてくれたからです。
 
空書きは昔から取り入れていた方法です。これは、指で空書きして文字の形を脳に覚えさせるのだと思います。これがうまくいく子もいます。これがうまくいくなら、繰り返し書く必要はありません。
 
唱えて覚える方法もあります。古くは下村式、最近ではミチムラ式の漢字カードです。漢字の部首ごとに唱えて覚えます。
 
たとえば、「強」。「ユミ ム ムシ」と唱えながら、空書きしながらだと覚えられる子がいます。「ミチムラ式漢字カード」で検索してみてください。
 
最近は、文字の形を「触って覚える」、触読法も注目されています。5ミリくらいに盛り上がった文字の形を指で触ることで、文字を覚える「触るグリフ」です。こちらも、興味ある方は検索してみてください。「触るグリフ」を開発したのは言語聴覚士の宮崎圭佑さんです。文字と言葉の習得は分かち難く、脳の視点から考えられ、編み出された教材です。
 
宮崎さんによると、人類は文字(らしきもの)を掘って記し、触って確認し伝えてきたと言います。これは古今東西の遺跡をみても明らかです。触って確認したり、伝えていたものが、ググッと歴史の最近に一気にワープして俯瞰すると、いつの間にか「見て、繰り返し書いて、覚える」の一択になってしまったわけです。この一択に合わない子が「読み書き困難」とされている可能性はとても高いですよね。
 
学習障害の分野の大御所である、上野一彦先生の名言「あなた(教師や支援者)の教え方で学べない子は、その子の学び方で教えなさい」は、読み書きの取得にも当てはまると思います。

 

トビラコ店主

 

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