自動下書き
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~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
子どもの学習での困りごとは大きく3つに分かれるそうです。
1)入力の困難
2)出力の困難
3)頭の中の整理の困難
1)の入力には「読む(見る)」「聞く」などがあげられます。
2)の出力には「書く」「話す」があげられます。
3)の頭の中の整理については、説明不要でしょう。1)と関連することもあるかもしれません。
このように考えると、どこに問題があるのかがはっきりしてきて、手助けしやすくなりそうです。
実は、合理的配慮の牽引役である前文科省の特別支援教育調査官の田中裕一先生に話を聞くことになり、ご本人の発言を予習していた時に見つけました。
学び方というのは、入力し出力し頭の中を整理することで成り立っているとも言えます。このうちのどれかひとつに困難を抱えてしまうと学習がうまくいかないというわけです。
今、どれかひとつと書きましたが、互いに関連しあっている場合もあるのかもしれません。
入力と出力は、その子によってやりやすい方法があるわけですが、これまで学校は画一的でした。たとえば漢字学習の「入力」といえば「見る」と「読む」。でもこの入力では覚えられない子もいて、昨日こちらに書いたように、立体の文字の形を「触る」、漢字の部首を「唱える」(聞く)ことで覚えられる子もいます。
出力(書き)の困難は、タブレットで解決すると思われがちですが、1分間に70文字を正確に打つことができないとノートテイクはできないそうです。なので、簡単にタプレットを使えばいいとはなりません。板書を写メする方が簡単です。
これらの困難となっているハードルを下げて、他の子と同じスタートラインに立てるようにするのが合理的配慮なのですが、合理的配慮の申請事態、ハードルが高いという声を聞きます。
合理的配慮は、担任の一存で決められない場合があり、校内委員会を設けて学校が決めます。学校(主に校長)が話し合いに応じてくれないと合理的配慮のハードルはとてつもなく高いものになってしまいます。この場合、どうしたら良いのかについても田中先生に聞いてきます。これ入力ですね。頭の中の整理ができたら、こちらに書き(出力)しますね。
トビラコ店主
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