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2024.05.23

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

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合理的配慮をテーマに、発達障害当事者として執筆した論文を、知り合いのM子さん(大学院生)からいただきました。M子さんは、おそらく、発達障害として学校から配慮されるようになった第一世代でしょう。NHKの発達障害特集などにも何度か出演しています。今、この世代が大学生、大学院生になって発信しています。
 
M子さんの論文を読んで、ああ、そうだったのかと改めて気づかされることがいくつもあります。
 
M子さんは、多くの発達障害のある子どもや大人がそうであるように、いくつもの特性があります。ASD、LD、聴覚過敏、触覚過敏など、あと嗅覚過敏もあったかも。そのひとつひとつの特性は人によって違うことが論文を読むとよくわかります。
 
たとえば聴覚過敏ひとつとっても、単純ではありません。聴覚過敏というと大きな音が苦手、高い音がダメというのはわりと知られているかもしれません。でも、M子さんは違います。
 
人が聞こえなような音、例えば蛍光灯のチリチリという音、スーパーの冷凍庫から聞こえてくるモーターの低い音が苦でであるほか、耳から入ってくる情報が多すぎるのもダメなのです。おそらく、音が聞こえすぎてしまうんでしょうね。教室で先生の話を聞き取れないことがよくあったそうです。
 
グラウンドから聞こえる音、工事の音、筆記の音、教室のあちこちから聞こえるしゃべり声。これらが全部同じように耳に入ってくるので、先生の声が聞き取りづらくなってしまうのです。
 
そして、イヤーマフをつけたくても、触覚過敏のあるM子さんは耳まわりが塞がれる感覚がダメでつけられません。なのでノイズキャンセラーをつけて授業を受けていました。
 
聴覚過敏のひとことだけでは、その子を理解したことにはならないわけです。細かく聞き取らないとわかりません。だから、合理的配慮は「個別具体的対応」が必要になってくるわけです。
 
ところで、M子さんのように言語化できると、困難の度合いがまわりの人に伝わります。でも言語化できないとどうなるのでしょうか。
 
まわりが気づくしかありません。嫌がっていたら、言語化できないだけで何かあるのです、言語化できる人が、できない人を代弁してくれているのもこの論文なのだと、読みながら気づきました。
 
この論文、すごく濃いので何らかの形で広く発信できたらと、今、画策しているところです。

 
 

トビラコ店主

 

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