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「あの子だけ特別扱いはずるい」。発達障害の子へ配慮に、まわりの子が発する定番のようなこの言葉。
どうしたらいいのか。結論を先に言うと、先生であれば「あなたも困っていることがあったら、相談にきてね」だし、当事者である子どもが言われたら「先生に聞いて」「困っているなら先生に言ってみるといいよ」。これは合理的配慮の推進役で前文科省特別支援教育調査官から聞きました。
「あの子だけ特別扱いずるい」の裏には、ついそう言いたくなってしまう子の「もっと自分を見てほしい」という気持ちが隠れているのかもしれません。
きょうだい児も同じことが言えるのではないでしょうか。
障害のある子にどうしても親の時間が取られてしまうのは仕方がないことです。でも、きょうだい児にも「困っていること」「困っていそうなこと」に対して敏感であってあったり、きょうだい児が好きなことやもののいくつかは関心を持っていてほしいなと思いますね。
私は弟も妹も障害のあるきょうだい児ですが、あまり「弟や妹だけずるい」と思ったことがなかった理由のひとつは、私の関心ごとを親が知っていたこともあるように思います。
本当に、しょうもない話ですが、私が高校生時代、父は私が好きなアイドルのグッズ(下敷きとか)を時々買ってきてくれました。当時は反抗期だったこともあり、あまり感謝はしなかったのですが(でも使いました)、でも、父が自分へ関心が向いていることは感じられましたね。
今思えば、父がアイドルグッズを買いにいくのはちょっとした勇気が必要だったように思います。女子高生ばかりの中に中年男が入っていくわけですからね。
きょうだい児にとる時間がなくても、ちょっとしたことで「自分にも関心が向いている」と感じられるのではないでしょうか。きょうだい児が好きなものをふたりだけで食べにいくとか。きょうだい児がちょっといい思いもできるような時間を設ける。障害のある子も、きょうだいじ児もどちらも「特別扱い」です。ほんと、ちょっとしたことなんですよね、でも家族は、このちょっとしたことの積み重ねではないかと思います。
トビラコ店主
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トビラコ店主が教育新聞に連載中
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