自動下書き
トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
——————————–
スモールステップのとらえ方は人によって微妙に違ったりします。
勉強でのスモールステップは、「ゆっくり進める」というイメージがあるかもしれません。それも間違ってはいないと思いますが、それよりもステップの中身が問題。
ステップとは「手がかり」です。
まったく、それがわからない人に「わかる」への道へ続く手がかりをどれだけ与えられるか。これがスモールステップだと思います。手がかりもなし、ただゆっくり時間をかけても「わかる」には辿り着けません。
私が、スモールステップの認識を改めたのは、『1日1歩 スモールステップ 時計ワークシート』(佐藤義竹著 合同出版)をtobiracoで取り扱うようになってからです。
このワークシートは佐藤先生が新任時代に、特別支援の1年生の子のために作成したプリントを書籍化したものだそうです。
時計の読み方というのは、知らない子にとってはかなり抽象的でわかりづらいでしょう。
抽象的でイメージしづらいものを、わかるようにどう伝えるか。ここが教える側の腕の見せどころです。
佐藤先生の時計ワークシートには、時計を理解するためのたくさんの手がかりを最初に見せます。理解できるようになったら、少しずつ手がかりを外し、最終的には細かな手がかりなしに、通常の形の時計が読めるようになります。ちょうど、たくさんの補助輪付きの自転車でフラフラしていた子が、やがて真っ直ぐに乗れるようになり、スピードも出せるようになったら、少しずつ補助輪を外す感じでしょうか。
かけ算九九の助 九九計算尺・九九表シールセットのワークシートもそうです。最初は、イチゴという具体的なもの数え方から始まり、丸というちょっと抽象的な形を数え、丸が数字になり、かけ算九九の意味がわかるようになるまでに、たくさんの手がかりがあります。
九九の暗唱は丸暗記でも良いのかも知れません。でもかけ算の意味は暗唱ではわかりません。それこそスモールステップで理解していく必要があると思い、かけ算九九の助 九九計算尺・九九表シールセット
を販売しています。販売早々、反響がありうれしい限り。
トビラコ店主
********************************
すきなのどっち? きもち・つたえる・ボード トライゲーム やってみたいのはどっち?を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(小学館)、好評発売中!
小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】
発達障害の子の「できる」を引き出す学習道具ベスト5 筑波大学附属特別支援学校の先生が教えます!
Xはこちらから
Facebookはこちら
LINE@はこちらから。イベントのお知らせなどもしております。