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特別支援教育の場でよく行われているのが「ふりかえり」です。
カウンセリングの場でも、1日の行動を書き出すことをさせたりすることがあります。これも「ふりかえり」だと思います。
ふりかえりは、自分の行動をコトバにする「言語化」です。言語化することで、自分を客観的にみることができます。私たちも、考えがまとまらない時に書き出すと頭の中を整理できることがあります。これも考えていることの「ふりかえり」なのかもしれません。
その言語化がとても難しい子どもたちがいます。
壮絶な虐待を受けた子どもたちです。
虐待を受けて家族と切り離されて暮らさざるを得なくなった子どもたちを里親として育てている土井高徳さんは、私が編集者時代にとてもお世話になったかたです。
土井さんは日本で初めて「治療的里親」として認定され、土井ホームを設立。現在10歳から21歳までの8人の青少年と暮らしています。そのうち6人の子どもたちが、LD、ADHD、ASDなどの発達障害を抱えているそうです。
昨日、土井さんから学会誌に発表した原稿を送っていただきました。
長い原稿ですが、結論は「言語化」の大切さと、言語化にいたるまでの粘り強い支援が書かれていました。
土井ホームでの共同生活は、そのまま「治療」になります。規則正しい生活。子どもたちのために用意されたごはん。そしてトラブルを子ども同士で話し合って解決していくという生活です。一見するとあたりまえのよう思える生活ですが、これができていなかった子ばかりです。
余談ですが、子どもたちが自分のために用意された食事で「まず、胃袋を満たす」。これがとても大切だそうです。子どもたちの安心につながるからです。土井ホームの子どもたちは、このあたりまえのことすら親にしてもらえなかった子ばかり。
言語化に至るまでの粘り強い支援に必要なのは、これも結論だけいうと「安心できる場」ということになります。
虐待を受けた子どもたちは「被害者」であるにもかかわらず、成長するにつれて「加害者」に転じることが珍しくなく、一筋縄ではいきません。
自分がされたことを自覚しないまま加害者になってしまう。この過程を言語化するのは簡単にはいかないのですが、安心できる場と安心して話せる相手だとわかると、徐々に心開き言語化できるようになります。
言語化することで、自分は暴力が支配する「パワーゲーム」の世界を生きてきたことを自覚するようになっていったり、自分のつらかった体験をようやく話すことができて号泣したりします。
その暴力には、性暴力も含みます。ここで書くには忍びないほど壮絶なので書きませんが、心に負った深い傷をことばにすることで、徐々に立ち直っていく様子が、土井さんの原稿に書かれていました。
ふりかえりは言語化であり、言語化は安心できる場であって初めて可能なのだということに、土井さんの原稿で改めて気づかせていただきました。
トビラコ店主
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トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
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