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~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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ここから先は、トビラコ店主の店先おしゃべりです。
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食べているところを人に見られたくない人がいます。
これを「会食恐怖症」というそうです。
実は、私が以前勤めていた職場にもそういう女性がいました。同じ職場で働いていたのに、一度も一緒に食事をしたことがありません。
当時は、
「そういう人もいるんだな」
くらいにしか思っていませんでした。
ところが先日、通級指導教室の先生のセミナーを聞いていたら、通級出身の女性が同じような話をしていました。
人前で食べることが苦手で、人目があると緊張して食べられなくなってしまうそうです。
ところが、その女性には学校で唯一、安心して食事ができる場所がありました。
特別支援学級です。
その話を聞いて、私は妙に納得しました。
取材で特別支援学級や特別支援学校を訪ねることがありますが、どこも子どもたちがリラックスしている空気があります。先生とも気軽に、時にタメ口で話していたりします。
特別支援のクラスや学校は、障害の種類も特性も一人ひとり違うのが当たり前。
だからでしょうか。「みんなと同じ」を求める空気があまりありません。
いわゆる「同調圧力」が少ないのです。
会食恐怖症になってしまう理由はさまざまですが、厳しい給食指導や、人前で吐いてしまった経験などがきっかけになることもあるそうです。
そう考えると、会食恐怖症そのものというより、
「安心して失敗できる空間があるか」
が大事なのかもしれません。
人前でうまく食べられなくても大丈夫。
みんなと同じように食べなくても大丈夫。
そう思える場所です。
そう考えると、冒頭の会食恐怖症の女性にとって、食事の時間は安心できる時間ではなかったのかもしれません。
ちなみに、会食恐怖症の当事者や家族を支援する団体もあります。
一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会です。
会食恐怖症は、なかなか周囲に理解されにくい困りごとのひとつです。
でも、こうした活動によって少しずつ理解が広がっていくといいなと思います。
トビラコ店主
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