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トビラコへ、ようこそ。
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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「福祉臭に対して拒絶の強い人は、子供の頃に会った福祉の人に対しての嫌な思い出がある」
ある人が、知人の講演会で聞いた言葉としてFacebookに書いていました。
わかりすぎるくらいわかる〜です。
その人の話をひと言でまとめてしまうと、要は「健常者」と「障害者」とはっきり分けて、本人も知らず知らずに上から目線になっている人。そして長年にわたって、はっきりと分けて考えることに疑問も持たずに仕事をしてきた人が身につけている雰囲気なんだと思います。
施設の虐待は、意外にも「支援」に熱心な人にも起こるといわれています。
「支援」という言葉の持っている危うさの一つは「いいことしている」という驕りになったり、「支配」になったりしてしまうからだと思います。
炎上覚悟(?)で言ってしまいます。「障害者のハンドメイド」の販売に福祉臭を感じてしまうことがあります。
何十年も前のことです。銀座の地下鉄のコンコースに「愛の店」という小さな福祉ショップがありました。障害のある人が作ったものとして、お財布だとか小さなぬいぐるみだとかを売っている店です。店に入ったとたん、悲しい気持ちになりました。そこに並べられていたのは、「障害のある人が作った」というキャッチコピーがなければ、誰も見向きもしないであろう代物だったからです。
私にも、障害のあるきょうだいがいるので、「愛の店」をのぞいてみたのですが、何だか「見せ物」にされているような気がしました。買われても、おそらく使われないであろうモノを売って「いいことしている」風のお店に、うっすらと怒りすり感じました。
福祉臭と聞いて、真っ先に浮かんだのが、この「愛の店」でした。今はないと思います。銀座は高度資本主義社会の典型のような街になってしまい、良くも悪くも「愛の店」が入り込む余地はありません。
一方、「福祉臭」から脱却するために、極端な方向に走ってしまうケースもあります。
例えば、奇抜といっていいくらいに過剰なデザインを施した施設を見ると、本当に利用者のことを考えているのか怪しんでいます。感覚過敏の子が10分といられないような刺激の強すぎる色を施した放デイなんかもそうですよね。運営している人の自己満足でしかないわけです。
脱「福祉臭」を意識し過ぎたアンチもまたは同じ地平線上にいるのではないかと思うことがあります。
トビラコ店主
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