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「苦手克服」は、学校教育でよく行われていることです。苦手=×(バツ)を○(マル)にするということですよね。
でも、先日、X(旧ツイッター)で流れてきたポストを見て、なるほどと思ったのは「×(バツ)を○(マル)」にするのではなく「○(マル)」が先で、「×(バツ)があとであるべきという話。相手のダメなところをあげつらうことから始めてはダメだというのです。
苦手克服も、それに近いところがあるように思います。苦手は本人がいちばんよくわかっているわけで、それをことさら「キミは、ここができないから、頑張ろう」といわれるわけです。もちろん、それで頑張れる人もいますが、みんながそうではないし、そのやり方はとても受け身です。
では、どのようなやり方が良いのでしょうか。
まず「○(マル)」が先だそうです。目の前にいる人を肯定するところから始める。少しでも良いところを見つけて、そこを伸ばしたり、増やしたりする。そうして、後から振り返った時に「あの時が×(バツ)に見えてくるね」と思えるようにすることだそうです。
これ、本当にそうだなと思うのです。例が相応しいかどうかわかりませんが、私は高校生時代にお菓子作りに熱中した時期がありました。毎週末、ドーナッツやらよもぎ餅やらを作っていました。それほどおいしかったとは思えません。特によもぎ餅はモチモチ感を出すのがとても難しいのです。
でも、両親は、毎週、おいしいと言って食べてくれて、将来、ドーナッツ屋さんになったらいいとか、よもぎの香りがいいとか、褒めてくれました。今思えば、よくあんな不出来なお菓子を褒めてくれたと思うのですが、それに気をよくして毎週末作っているうちに、最初の頃に作っていたドーナッツのダメなところがわかるようになってきました。もし、ダメ出しばかりされていたら、お菓子作りはしなくなったと思います。
本当の褒め上手な人というのは、まず「○(マル)」を見つけることがうまい人だそうです。「○(マル)から始めて、あの時が×(バツ)に見えてくるね」という流れ、覚えておきたいなと思いました。
トビラコ店主
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