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2024.07.14

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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特に障害児者のために開発されたわけでもないのに、障害児者に役立つツールがあります。
 
ユニバーサルといえば、ユニバーサルなんでしょうが、開発している会社はそんなことは意識せず、「こういうのがあればラクだよね」が出発点で作っていたりします。
 
ずっとお世話になってきた筑波大学附属大塚特別支援学校の安部博志先生と佐藤義竹先生は、このようなツールを探すのが得意です。
 
カラーバールーペもそのひとつ。文字が2倍に拡大されて、1行分だけ色がついた細長いルーペーです。カラーバールーペをあてると、1行が拡大されてしかも色がついているので、読みたい行が目に飛び込んできます。いわば、1行読み取り機能のついたルーペ。細かい数字の表や、小さな文字で書かれた文書を読むとき用に開発されています。
 
これが、行を読み飛ばしてしまう子にピッタリと佐藤義竹先生が「発見」しました。
 
音読を聞きながら、行を見失ったり、行がちらついて読んでいる箇所がわからなくなる子に、佐藤先生は、「ここだよ」と指差して教えていました。でもカラーバールーペがあれば、教えられなくてもわかります。
 
行がわからなくなると読むのが面倒になります。でも、読んでいる行が目に飛び込んでくれば、自分から読む姿勢が育つというのが、佐藤先生おすすめの理由です。
 
読んでいる行がわからない子に「今、ここ」と先生が指差すのは親切かもしれません。でも、まわりの人の助けを借りなくても、自分で読めるようになるツールを教える方がその子の自立につながります。
 
このようなツールの使い方を発見できる人は、子どもの困り感を現場で体感できる人なのだと思います。
 

 

トビラコ店主

 

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すきなのどっち? きもち・つたえる・ボード トライゲーム やってみたいのはどっち?を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(小学館)、好評発売中!

トビラコ 書籍 『自信を育てる 発達障害の子ためのできる道具』
 
小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
 

発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】

 

 
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