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2021.08.19

トビラコへ、ようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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「文字を書くことが苦手」と一口にいっても、書けない状態は子どもによって違います。
 
作業療法士さんによると、
 
1)鉛筆が止まっている時間が長い。
2)鉛筆は動くが、正しく整った文字が書けない。

という2つのケースがあるそうです。
 
1)鉛筆が止まっている時間が長い。
この場合は、音(おん)を聞いて、文字に変換する過程になんらかの問題があるそうです。

たとえば、「すいか」という音をきいて、「す」「い」「か」という文字をイメージして、書くまでに時間がかかるわけです。

音、文字、意味を一致させるのに役立つグッズとして、以下、特別支援学校の先生に教えていただきました。
 
●絵と文字を結びつけて覚える あいうえおかるた(やまだ うたこ絵 なかの ひろみ作 永岡書店 1,100円)価格はすべて税込。以下同
 

●ぐりとぐらかるた (中川李枝子作 山脇百合子絵 福音館書店 1,100円)

●ひらがなさいころつみき(くもん出版 4,950円)
 

生活図鑑カード くだものやさいカード1集』(飯塚宗男監修 くもん出版 990円) 

 

2)鉛筆は動くが、正しく整った文字が書けない。

この場合は、「書字」の運動に問題がありだそうです。
 
これも、3つのケースがあって、
 
a)運動をコントローする力に課題あり
なぞり書きが難しい、トメやハライなどができず字が汚い

b)文字の構成や構成や配置をイメージする力に課題あり
形をうつすことが難しい。マスの大きさと文字の大きさがあっていない。

c)書き順や文字を覚えて想起する力に課題あり。
形おぼえがむずかしい。文字を正確に覚えられない。

 
と、このようにいろいろなケースがあるわけです。「書けない」からといって、繰り返し書く練習をしても効果はありません。効果がないどころか逆効果になってしまいます。
 
書くことの支援として、トビラコは、発達クリニックの小児科医が考案した「カラーマスノート」、作業療法士が考案した魔法のザラザラ下敷き、かきかた研究所考案の「すわりかた」と「もちかた」お手本マットと鉛筆の持ち方を支える「ユビックス」を販売しています。

 
今日の話は、『みんなでつなぐ 読み書き支援プログラム』(井川典克監修 高畑脩平・奥津光佳・萩原広道 特定非営利活動法人はびりす編著 クリエイツかもがわ)を参考にしています。この本は専門家だけではなく一般の人もとても役立つ本です。道具もいろいろと紹介されています。よかったら、読み書きに困難を抱えている子の保護者にもおすすめです。

 
 

 

トビラコ店主

 

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ソトコト』7月号の特集「ウエルビーイング入門」でtobiracoが取り上げられました。
 
PriPriパレット』(世界文化社)にトビラコ店主の「ちょっとためしてみませんか!」連載中

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