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2022.04.22

トビラコへ、ようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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「知的障害の子(人)には、ゆっくり話す」
 
大人の知的障害の人たちの就労支援をしている施設の施設長から聞いた話です。その施設は、素敵なパフクッションを作って販売しています。
 
施設長が裁縫のできる人なのでパフクッションを作っているわけですが、仮縫い、ミシン、仕上げと役割分担できちんとできていてうまくまわっています。4〜5人と人数が少なく施設長や職員の目が行き届くのもうまくいく理由でしょう。そして何より、教え方がうまい。その人の隣で「ゆっくり、短く」教えます。教えるというよりも、友人にアドバイスや提案をする感じです。
 
学校の教室のように、先生が大きな声で一斉に教えるというスタイルと真逆です。あの教え方は知的障害の子には厳しいと思います。
 
「ゆっくり、短く」話すと、相手が確認しやすい良さがあります。その施設でも、利用者さんが「これでいいの?」「ここどうしよう?」と聞いていました。もし早口でまくし立てるように言われてしまったら、こうはいきません。言葉を追いかけるのにやっとで、どこがわからないのかがわからなくなってしまいます。その結果、言ったほうは「自分の話が通じていない」「何度も同じことを言わせる」となり、言われた方は「理解できない自分が悪い」「確認できない」という悪循環に陥ってしまいます。
 
施設長の話を聞いてから、私も軽度知的障害の弟にはゆっくりとわかりやすく話すようにしました。やはり、伝わりますね。たとえば、こんな話し方です。「持っていくもの3ついうよ。住民票、年金手帳、印鑑登録カード」といように。すると、「住民票」「年金手帳」「印鑑登録カード」と指をおりながら確認しつつ聞いているのがわかります。
 
自分の話が伝わらないのは、相手の側に立っていないから。相手に合わせて伝えることのできない自分に問題があるのですが、ここになかなか気づかないんですよね。
 
先ほどの施設では、3キロの安心ひざかけhttps://tobiraco.co.jp/item/hizakake/は、この施設で作っていただいています。とても丁寧な仕上げです。

 
 

トビラコ店主

 

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