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2022.05.03

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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知的障害や発達障害のある子(人)の「余暇活動」が大事だという話が、なかなか広まらないような気がして、ちょっと残念。「余暇活動」=「自分の居場所づくり」と、私は勝手に解釈しています。
 
障害のある子の「余暇活動」は、文部科学省が推進していたと思います(手元に資料がないのでうろ覚えですが)。障害のある子(人)が自ら楽しみを見つけられるようにしましょう。噛み砕くとそういうことだと思います。「余暇活動」という言葉が、どうにも堅苦しくて、いかにも学校系ですよね。
 
支援を受けている子(人)は、どうしても受け身になってしまいます。誰かに何かを決めてもらうことが多く、自分で決める機会が奪われしまう。つくづく「良き支援」というのは難しいものだと思います。良き支援の行き着くところは、その子らしく幸せに生きられること。自分のしたいこと、自分の楽しみを、人が決めるのではなくあくまで自分で見つける。「自己決定」「自己選択」。このような言葉が、特別支援教育界隈で飛び交うようになったこととも通底しているように思います。
 
自ら楽しみを見出すことができる大切さは、大人になった時に初めてわかるようになると思います。
 
社会に出て、障害が原因でつらい思いをすることがあるかもしれません。しなくていい苦労、味わなくていい屈辱や、うっすらとした(あるいはあからさまな)蔑みを受けるかもしれません。そんなことはあってはならないけれど、あるのが人間の社会です。でも、そんなものを忘れさせてくれる楽しみ(趣味など)があれば、そこが自分の居場所になります。
 
「余暇活動」ではなく「楽しみのある人生」「自分の居場所づくり」。そんな言葉に言い換えると、わかりやすいのではないかと思います。考えてみれば、これ、すべての人に言えることです。楽しみを見出すことは、生きる力でもあります。
 
親としてできることは、子どもが楽しみに出会えるようなたくさんの体験をさせることではないかと思うのです。家庭でも学校でもない場所(サードプレイス)が必要といわれるのも、その子らしくいられるようにするため。サードプレイスはいくつあってもいいですよね。たくさんの体験の中から自分の楽しみ(余暇活動)への出会いにつながるように思います。
 

 

トビラコ店主

 

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