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知的障害の人に、わかりやすい言葉で文章を書けるライターがいたら、すごく需要があると思います。
わかりやすく伝えるには技術が必要です。その技術を社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会がガイドラインとしてまとめ、厚労省のホームページに「わかりやすい情報提供に関するガイドライン」として掲載されています。これを読むと、いちいちうなずけること多しです。
わかりやすく書くポイントは4つ。
1)具体的に書く
2)複雑な表現を避ける
3)シンプルな構文にする
一文は30字以内を目安にする
4)なじみのない外来語は避ける
それぞれに、さらに具体的に書かれています。
例えば、
・漢字4文字以上になる言葉や、抽象的な概念の言葉は避ける。
・比喩や暗喩、擬人法は使わない。例えば、白黒つける、黄色い歓声など。
・指示語(あれ、これ)を多様しない。
・主語を省かない。
といった具合に、細かく書かれています。「指示語を多用しない」「主語を省かない」は、実は新人のライターが編集によく注意されることです。「あれ」、「これ」という指示語や「主語」は書いた本人はわかっていても、初めて読む人の頭にスッと入ってこないことがあります。特に週刊誌は頭に入りずらい文章は厳しいですよ。グラビアページを除けば、週刊誌はほとどんがテキストです。読みづらいと、頭に入ってこなかったり、読者に誤解を与えてしまったりします。ついつい、元編集者として、うなずきながら読み込んでしまいました。
考えてみれば、話すのも同じではないでしょうか。「知的障害の人にはゆっくり、短く話す」ということをベテランの支援者に聞きました。それからは、軽度知的障害のある弟には、ゆっくりと短く話すようにしています。
例えば、役所に持っていくものは3つ。と前置きして、「印鑑証明書、住民票、保険証」と言うと、ひとつひとつを指を折って確認しながら聞き、スッと頭に入っていくのがわかります。
早口で一方的にたくさんのことを伝えても、伝わらないわけです。「人の話聞いていない」となりがちですが、相手に理解できるように伝えたかどうかが問題ですよね。
トビラコ店主
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