～店先で、ちょこっとおしゃべり～

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

 

トビラコがアロマを販売するきっかけとなったのが、放課後等デイサービスのソラアルさんです。
 
ソラアルさんは、『自信を育てる　発達障害の子のためのできる道具』（佐藤義竹著　小学館）にも登場し、質の高い支援をしています。
 
トビラコを立ち上げてまもない頃に、ソラアルさんで目にした光景に衝撃を受け、アロマを販売することにしたのでした。
 
その光景とは、アロマのマッサージを受けた自閉症の男の子の変化です。
 
その男の子は、表情が固く、挨拶してもまるで私がそこにいないかのように挨拶を返してこない子でした。無表情のまま運動をして、職員に言われるまま無表情で床に広げられたバスタオルの上に腹ばいになって、職員から全身をマッサージしてもらっていた音男の子です。
 
そして立ち上がった時です。再び私と顔が合うと、男の子は別人かというくらいに柔らかな表情で笑いかけたのでした。
 
驚いている私に施設長の河高さんが「アロマのマッサージよ。トビラコでもアロマを販売するなら協力する」と言ってくれました。もちろん、答えはイエスです。男の子の変化を見たら、イエス以外の答えはありえません。
 
ソラアルは開設以来、近所のクリニックと医療提携しています。クリニックは、通常の診療の他に発達障害の子にアロマオイルでマッサージの施術を行なっており、ソラアルにもアロマを使った療育を指導していました。
 
ソラアルのアロマ療育の指導をしていたのはクリニックの薬剤師＆アロマセラピストの久保浩子さんです。久保さんが、半年かけてソラアルの子ども30名と保護者、職員の聞き取りをして試行錯誤しながら開発したのが療育アロマブレンド精油「おだやか」と「きりり」です。派生商品として精油の「おだやか」をミックスしたマッサージ用オイル「マッサージオイルおだやか」、そして精油の「きりり」をミックスした「ナチュラルアロマスプレーきりり」が加わりシリーズが完成しました。
 
気分がすぐれないとき、パニックが起きそうになったとき、気持ちの切り替えがなかなかできないときに活用できるアロマのシリーズです。
 
小さいときは、親や支援員が、大人になってからは自分で、アロマを活用しながら生活の質を上げてほしいという願いを込めての開発です。
 

もし、あのとき、あの男の子の笑顔に出会わなければ、トビラコの療育アロマシリーズは誕生しなかったでしょう。本人は私と会ったことなど忘れているはず。たった1回しか会っていないし。でも、あの男の子こそが、トビラコの療育アロマ誕生の主です。名前も知らないあの男の子が、全国の発達障害の子へアロマの活用のきっかけを作りました。ほんとうは、もう一度会ってお礼を言いたい。でも、私も男の子の顔を忘れています。河高さんも、あの時の男の子を忘れています。だから、天に向かって、めぐりあわせてくれてありがとうというしかないのです。

 

 
 

トビラコ店主

 

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すきなのどっち？　きもち・つたえる・ボード　トライゲーム やってみたいのはどっち？を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる　発達障害の子のためのできる道具』（小学館）、好評発売中！
 

 
小学館子育てサイトHugKumでtobiracoのコミュニケーションゲームが記事になりました。

筑波大学附属特別支援学校の先生に聞いた！発達障害の子どもたちにコミュニケーションカードゲームが有効な理由　
 
【発達障害を応援する道具】特別支援学校の先生が開発！緊張や不安の強い子の気持ちをほぐし、引き出すコミュニケーションゲームの魅力　
 
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