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情報誌『手をつなぐ』(全国手をつなぐ育成連合会)の2024年1月号は保存版として、強くおすすめします。
特集が、今年4月1日から全事業者に義務化される「合理的配慮」です。何がどう変わるのか、そもそも合理的配慮ってなに? というところから、わかりやすく解説されています。
事例も豊富。ああ、これが合理的配慮なんだということがわかります。ひとことで言うと、障害が理由で我慢を強いられたり、不利にならないような配慮が合理的配慮です。
合理的配慮を受けるポイントとして、1)「遠慮していては受けられない」2)でも相手にとって負担が重すぎると受けられない、と「手をつなぐ」では解説されています。
例えば、車椅子を使っているから校舎にエレベーターを設置してほしいという要望は予算の点でも難しいでしょう。でも、車椅子でも移動しやすい教室で授業を受けられるようにしたり、必要な場合は職員が移動の手助けをするということであれば可能です。
車椅子は障害が目に見えるのでわかりやすいのですが、問題は目に見えない障害の場合ですよね。
障害児者でいちばん多いのが知的障害です。特に軽度の知的障害は、見た目にはわからない場合が多いです。役所の専門用語を使った説明などは理解が難しいことがあります。この場合「わかりやすく説明してください」と申し出れば、ゆっくり、わかりやすく、場合によっては図や絵を使って説明を受けることができます。
発達障害も障害があるように見えないので、自分からあるいは保護者が障害があることを伝える必要があります。
ただ、軽度知的障害、発達障害のある子(人)の場合、周りに知られたくないと思ってしまうことも多いように思います。これは本人のせいではなく、これまでの社会のあり方にも問題があったのではないでしょうか。障害をその人の特性で見るのではなく、差別的な見方をしてしまう。だから、障害を隠したくなってしまうわけです。
合理的配慮の究極は「差別のない社会」なんだと思います。日本の場合、道のりはまだ遠いかもしれませんが、それでも1歩ずつ踏み出している感があります。本当にここに来るまでの道のりは険しくて茨の道でした。この話をしだすと長くなるので別の機会に。
トビラコ店主
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