お知らせ一覧

2024.02.06

トビラコへようこそ

 
~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 
一年一組、先生、あのね』(鹿島和夫著 理論社 1981)という作文指導の本は、教師たちに大きな影響を与えました。そして、作文指導に多くの先生が「先生、あのね」を最初の一文に持ってくるよう指導したらしいです。うまくいったかどうかは知りません。

この本について、ある教育評論家の先生の話を聞いて感心しました。

「先生、あのね」は鹿鹿島先生相手だから、子どもが思わず「先生、あのね」と言いたくなった(書きたくなった)というのです。だから、いくら真似をしても「先生、あのね」の雰囲気がなければ、うまくいかないよ、と評論家の先生はおっしゃいました。

20年以上も前に聞いた話ですが、ずっと心に残っていました。

よく、子どもが学校のことを話してくれないという親がいます。これは親が「聞き出して」いるからではないでしょうか。

「聞き出す」のではなく、子どもが思わず「話したくなる」ような雰囲気になっているかどうかですよね。この、「思わず」が大事。「聞き出される」と、相手の期待に答えようとしてしまうかもしれません。逆に反発してしまうかもしれません。でも、「思わず」は、問わず語り。自分が話したいことを話します。

「思わず」の瞬間は不意に訪れます。食卓であったり、テレビを見ながらであったり。その時に、聞いているかどうか。カウンセラーのように真剣に聞かなくても、「へ〜、そんなことがあったんだ」とか「〇〇ちゃんって面白いね」程度の相槌で良くて、でも「ちゃんと聞いている」というスタンスで。

「話させる」「聞き出す」というスタンスでいると、子どもは「あのね」にはなりませんよね。

 

 

トビラコ店主

 

********************************

すきなのどっち? きもち・つたえる・ボード トライゲーム やってみたいのはどっち?を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(小学館)、好評発売中!

トビラコ 書籍 『自信を育てる 発達障害の子ためのできる道具』

小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。

発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】

 
発達障害の子の「できる」を引き出す学習道具ベスト5 筑波大学附属特別支援学校の先生が教えます!

 
Xはこちらから

Facebookはこちら

LINE@はこちらから。イベントのお知らせなどもしております。

友だち追加

*******************************