トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
前々から思っていて、あまり大きな声で言えないことがあります。
ノートのマス目の話です。あるいは原稿用紙のマス目でもいいです。
マス目からはみ出さないように書くことって、そんなに大切なんでしょうか。
いえ、マス目のあるノートがいけないと言っているわけではありません。文字の大きさや書く位置の検討がつくから、いいとは思います。
でも、マス目はだいたいの目安くらいでよいのではないでしょうか。はみ出さないように、はみ出さないようにと気にしながら書くのはとても窮屈です。
多様な子どもたち、多様な学び方といいながら、マス目から文字をはみ出さずに書くことを目指すのって、なんだか矛盾している気がします。文字を大きく書く子もいれば、小さく書く子だっています。それでいいのではないでしょうか。
tobiracoもカラーマスノートを発売しているじゃないかと言われそうですが、これはマスからはみ出さないためではなくて、文字を書き写すときの位置を色でガイドしているだけなんです、念の為。
私の小学生時代(はるか昔)、作文日記はマス目のノートは使わず、縦の罫線があるノートでした。今でも実家に残っています。見ると文字の大きさはまちまち、罫線を超えて文字がはみ出したりもしながら、その日にあったことが書かれていました。消しゴムすら使っていなくて、間違った字は線を引いて書き直していました。先生はそのことについては何もコメントしていません。最後に、「冬休みの生活のようすがよく書けています」とだけ赤いサインペンで書かれていました。
話がそれますが、中田洋二郎先生の『発達障害のある子と家族の支援』(Gakken)に出てくるADHDの子のお母さんの話が心に残っています。
薬を処方されたのか、先生の指導の賜物なのか忘れましたが、お子さんが落ち着き、まわりの子とおなじことができるようになりました。そのこと自体は感謝していると言いながらもお母さんは、次のように語ります。
「廊下に貼り出された絵があるでしょ、以前は、遠くから見ても、ひと目でうちの子の絵がわかりました。だって、思い切りはみだしているんだもの。でも、いまは近くで見てもうちの子の絵がわからない。みんな同じような絵に見えてしまって。。。」
「マス目から文字がはみ出さなように書く」ことにこだわる人たちをみて、ふとこのお母さんの話を思い出しました。
トビラコ店主
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小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
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