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2024.02.10

トビラコへようこそ

 
~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 

言語のすべてが文字になっているわけではありません。
 
世界には6,500以上の言語が存在しているそうですが、そのうち文字化されているのは400くらいだそうです。文字を持たない言語が6,000以上あるというわけです。
 
文字を持たない言語圏で暮らしていたら、ディスレクシア(読字障害)やディスグラフィア(書字障害)は存在しません。
 
環境が「障害」を作り出している典型ですよね。とはいえ、文字化された言語圏で暮らしていく以上、読み書きができないと大変な不便を強いられます。
 
で、問題にしたいのは、文字の覚え方です。
 

文字を繰り返し見る、繰り返し書く。この方法で文字を習得した人がほとんどではないでしょうか。「見る(視覚や空間認知など)」と「書く(手先の運動など)」を担当する脳の領域が互いに連動しながら、記憶を担当する脳の引き出しに入っていくイメージです。
 

「見る」「書く」の連携がうまくいく人が大多数なので、習得の仕方が「見て」「書く」があたりまえのようになってしまいました。これではうまくいかない子は、「字が覚えられない」とか、「練習(努力)が足りない」と言われてしまいます。
 
唱えて覚える(聴覚)の漢字習得法は、わりと昔からありました。中でも有名なのは「唱えて覚える漢字の本 下村式」、最近では、やはり唱えて覚えるミチムラ式漢字学習法が一部で話題です。
 
聴覚を使って覚える方が、覚えやすい子もいます。「見る」「聴く」「書く」の脳の領域が連携しやすいのかもしれません。
 
触って覚える「触覚」を使った習得法もあります。
 
昔、棒の切れっ端で地面に文字を書いて土をかぶせ、土を払いながら書いた文字を当てる遊びがありました。今の子はやらないかな。土がそれほど身近でなくなってきていますものね。これなどは、文字の形に触れる遊びです。
 
触れて文字を覚える、特殊な製法で作られた触るグリフの「触読シート」がそれ。地面に掘る文字の逆で、凸凹の凸が文字。わずかに膨らんだ文字の形を触りながら覚えます。唱えて覚える方法と相性がいいそうです。
 
視覚、聴覚、触覚を経て記憶の引き出しに文字がしまわれるわけです。
 
人間の脳はとても複雑です。脳のどの回路を使うと習得しやすい(記憶しやすい)のかは、人によって違うのではないでしょうか。
 
「見て、繰り返し書く」が、多数派になってしまったため、これ以外の方法だと脳機能に不具合があるなどと言われるようになってしまった気がします。私もつい「脳の機能に不具合がある」と言ってしまうことがありますが、多数派の目線ですよね。脳の働き方もまた多様なのではないでしょうか。

 

 

トビラコ店主

 

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