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「学校の先生には、うちの子の良さがわかっていない」
これは、ある親の会の人から聞いた言葉で、とても印象に残っています。
ひとつの物差しで測ることができないことを、強引に測ってしまうのが学校です。
学校を批判したいわけではありません。学校というのは、そういうところくらいに思っていた方がいいのではないかということです。学校の先生は、その子の学校での顔しか見ていないわけですからね。
私の例でいえば、学校では小中学校時代は「協調性に問題あり」の評価でした。保護者面談であれこれ言われるために、母親がすごく嫌がっていましたね。でも家でも近所でも全く問題なくやってこれました。むしろ、近所ではリーダーシップを発揮して遊んでいたかもしれません。
場面緘黙の子のお母さんの話を聞くと、家ではよく喋り、きょうだい喧嘩したりもしているそうです。小学校時代に場面緘黙だった子が、中学生になったら先生から注意されるくらいにおしゃべりになったという話も聞いたことがあります。
評価というのは、その場その場で決まるわけです。学校ではとても評価の高かった子が、社会に出て職場では必ずしも高い評価を得られていないことはいくらでもあります。
人が人を評価することは、とても難しいことであり、あまりあてになりません。
発達障害の子は、学校での評価は必ずしも芳しくない場合があります。でも、それはあくまで「学校ではこうですよ」くらいに受け止めて良いのではないでしょうか。
学校の先生と同じ目線で子どもを見るのは「家庭の学校化」です。子どもにとって百害あって一利なしだと思います。
学校での評価を気にするお母さんには、「学校の先生には、うちの子の良さがわかっていない」という言葉を捧げたいと思います。
トビラコ店主
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