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発達に違いのある子たちに学年相当の学習をさせることも無意味さを、児童精神科医の本田秀夫さんが著書で述べています。
小学4年生であっても、小学1年生の学習が身についていなければ、そこから始めればいいわけです。
学年に合わせるのではなく、その子に合わせる。本来は障害のない子であっても同じなんですが、特に知的障害のある子には大事なことです。
知的障害でも軽度の知的障害だと、無理させられることが多いと思います。なんとか頑張ればその場でできたように見えてしまうことがあるからです。
多くの人は、時間をかければできるようになるという幻想があります。でも時間をかけても身につかないものは身につきません。
本田さんによると、その子に学習内容があっているかどうかは、「1〜2回教えたら定着する」を目安にするとよいそうです。
1〜2回教えて、翌日も覚えているようであれば、定着しているわけです。時間をかけても、翌日忘れているようであれば定着せず、その子にあっていないということです。
私の知り合いの息子さんが、学習障害で漢字を覚えられませんでした。夜中までかかって覚えた漢字も、翌日にはすっかり忘れてしまっていました。だから、時間をかけても身につかないものは身につかないのです。
覚えられないのは、その子のせいではなく、学習内容や学習方法があっていないだけです。
本田秀夫さんの新刊『知的障害と発達障害の子どもたち』(本田秀夫著 SB新書)は、これまでおそらく多くの人が感じていたことに答えてくれる本です。まだ、読み始めたばかりですが、おすすめします。
トビラコ店主
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小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
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