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2024.03.14

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 

このところ、Xで紹介した本が反響を呼んでいるようなので、こちらでもご紹介しますね。
 

みんなでつなぐ読み書き支援プログラム』(井川典克/監修
高畑脩平・奥津光佳・萩原広道・特定非営利活動法人はびりす/編著 クリエイツかもがわ 2020)
 

ことばをはぐくむ 新装版』(中川信子著 ぶどう社 2024)

 
どちらも新刊ではありません。新刊ではないけれど、内容は普遍的です。そしてどちらにも共通しているのは、専門家、非専門家問わず役立つ本です。
 
『みんなでつなぐ読み書き支援プログラム』は、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、オプトメトリスト、特別支援教育の教員、当事者の保護者、当事者が参加して作られています。読み書き困難の原因を探り、対策を講じるためにはさまざまな専門家の目が必要です。本書のように、各分野の専門家や当事者、保護者と立場の違う人たちが参加することで、初めて適切な支援ができるようになるのだと思います。
 
わが子の読み書きに課題があると感じている人、ぜひご一読ください。
 
『ことばをはぐくむ 新装版』は、30年前に出版された『ことばをはぐくむ』に加筆したものです。基本的に30年前と変わりません。私は新装版の前のものを読んでいます。そして「少しも古くない、もっと多くの人に読まれてほしい」と感じたものです。
 
どんな本もそうですが、物事の本質に触れている本は古くはならないのです。おおげさにいうと古今東西の古典がそうなように。
 
本書は小児言語聴覚士の重鎮である中川信子さんの代表作といってもいいかもしれません。ことばの育て方の前に、ことばには育ち方があるということ。育てる前に育つ。その育ちを大事に育てるということがよくわかります。
 
人のことばの発達の本質が書かれているのです。といって小難しいことが書かれているわけではありません。ことばの発達が気になる方、ぜひ手にとってみてください。家庭でできることがたくさん書かれていまし。そして、ことばの育ちを育てるのは子育てと同じだとわかります。本質を知ることで不安が解消されるでしょう。
 
新刊ではないけど、読み継がれている本が、良い本なんじゃないかと最近思うようになりました。

 

 

 

 

トビラコ店主

 

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