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お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
「教育虐待」をテーマにした番組が、少し前に放映されて話題になりました。
教育虐待とは、子どもへの過度(あるいは歪な)期待が高じて子ども自身を傷つけてしまうことです。親は「子どものため」と思っている節があるため厄介です。
子どもの学校の成績や学歴に異様に執着した親が問題になることがほとんどなので、知的障害のある子に教育虐待は無縁と思われがちです。
でもそんなことはありません。教育虐待は親のエゴから発しています。知的障害の子に対しても教育虐待は起こり得ます。
たとえば、通常級ではついていけないことが明らかな知的障害の子を、何がなんでも通常級に入れたがる親がいます。子どもにしてみたら、たまりません。授業で何をやっているのか理解できず5時間も6時間も椅子に座り、友達もできず。場合によってはいじめの対象になってしまうことだってあります。それでも通常級に入れてしまうのは、やはり親のエゴだと思います。
軽度知的障害の弟が在籍していた、特別支援学校の高等部に境界知能の男の子が転校してきました。凄まじいいじめを受けて、その学校にいられなくなり転校したきたそうです。「ここ(転校したきた特別支援学校)は天国だ。〇〇(息子さんの名前)と友達になってくれる子がいる」とお母さんは言ったそうです。
母が、その子と弟と3人で食事をしたことがあるそうですが、その子はほとんど話をしなかったとのこと。今から思えば、当時はいじめの後遺症で話ができなくなっていたのかもしれません。
特別支援学校には通常級で潰された軽度の知的障害の子がいます。その子の受けた傷の深さを考えると胸が痛みます。
特別支援学校や支援学級は、弟の時代に比べてはるかに進化しています。その子にあったスペシャルな教育を受けられます。
立石美津子さんのVoicyも、ぜひお聞きください。何がなんでも通常級に入れた重度知的障害の子の末路が語られています。
トビラコ店主
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