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2024.03.21

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 

知的障害の子はゆっくり。
 
本田秀夫先生の『知的障害と発達障害の子どもたち』(SB新書)に書かれている「ゆっくり」を、母が知ってれていればと願わずにはいられませんでした。
 

知的障害の子は発達がゆっくりであり、理解もゆっくりです。だから、その子のペースを考えつつ、その子の良さが発揮できるようにするといいと本田先生は著書で解説しています。
 
軽度知的障害の弟も、ふりかえれば何事もゆっくりでした。
 
母はそれをうまく理解できず、弟に「早く、早く」と言い、朝は「時計を見ながら行動しなさい」と注意していましたね。「ゆっくり」の子を育てるのには、まったく向いていない言葉かけです。
 
登校までに時間がかかるのであれば、逆算して弟のペースで進められるようにべきでした。人より30分、多くの時間を要するのであれば、30分前から支度できるようにすれば良いのです。常に「早く、早く」と言われ、焦らせながら育てた結果どうなったのか。母を反面教師にしていただきたく、こちらに書きます。
 
弟は、自分のペースで行動した場合の逆算ができずに育ってしまいました。仕事をするようになっても、です。

例えば、現地まで1時間かかるなら、1時間前、もしくは余裕をみて1時間半前に家を出ればよいわけです。例えば、現地13時着なら、家を12時、もしくは11時半に出れば間に合います。
 
でも、弟は現地に13時着という場合、8時半ごろ家を出ます。現地に9時半ごろ着いて現地で時間を潰します。もっと早く出ることもあります。5時間くらい前に現地についていることもあります。
 
出かけるまでの支度にかかる時間を計算できていない(できない)から、このようになってしまったのでしょう。ともかく、焦らないですむようにしたい。そのために、うんと早くから支度して出かけるようになってしまったわけです。
 
こんな日が毎日続くと、睡眠時間が大幅に削られてしまいます。24時間という誰にでも平等に与えられた時間のうち、「焦らないですむようにする」時間に5時間も取られてしまうと、人よりも毎日5時間も余計に仕事をしていることになるからです。

 
ゆっくりの子には、ゆっくりなりのその子のペースがあります。小さいうちから、自分のペースで進める習慣をつけてあげられるのは家の人だと思います。むやみに「早く、早く」と焦らせるのは、他の子と同じように行動しろと言っているのと同じです。
 
ゆっくりの子に「焦らせる」は禁物です。将来にまで尾を引きます。その子なりのペースで進められるようにしてあげてほしいと思います。
 
そういえば、弟が小さい頃、好きだったアニメ番組に「一休さん」がありました。一休さんの口癖は「あわない、あわてない」でした。弟もよく「あわてない、あわてない」と言っていましたね。
 

 

 

 

 

トビラコ店主

 

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