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2024.04.08

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 
漢字を繰り返し書いて覚えるのが苦手な子には、別の学習法があります。
 
そのひとつが、唱えて覚える方法です。ほとんどの漢字は、部首(部品)の組み合わせで成り立っています。部品を覚えることで漢字を覚えることができます。
 
あまりにも日常的すぎて気づいていないかもしれませんが、漢字を口で伝えるのに、私たちは生活の中で部品の組み合わせを伝えています。
 
たとえば、私の名前は「佳代子」ですが、「佳」の漢字を電話で伝えるときに、「ニンベンにツチふたつ」と言えば通じます。
「努」は、「オンナにマタで下がチカラ」なんて覚え方もできます。実際、私が小学校時代には「オンナがマタ、チカラを出した」とふざけ半分に「唱えている」男の子たちがいました。
 
つまり、部品を唱えることで漢字をイメージできるようになるわけです。
 
部首カルタを推奨する先生が多いのも、漢字の部首(部品)を知ることで漢字を覚えられるようになるからだと思います。
 
漢字の8割は象形文字であり、形に意味があります。形の意味を知りながら覚える方法が実が漢字の正しい覚え方ではないでしょうか。
 
同じ漢字を繰り返し書く漢字学習は、半ば苦行のようなもの。漢字を覚える楽しさがそこには感じられません。
 
唱えて覚える漢字学習でおすすめは、ミチムラ式漢字カードです。提唱者は道村静江先生。盲学校で28年教えてきて編み出した学習法だそうですが、盲学校というと点字がイメージされます。でも点字だと一部の人にしか通用しません。世の中の多くは点字ではないので、部首を唱えて伝える方法なのかなと思いますが、その辺りはよくわかりません。
 
繰り返し書かなくても覚えられるミチムラ式は、通常の公立小学校でも効果を発揮しました。特に漢字を書いて覚えるのが苦手な発達障害の子には向いています。
 
こちらが道村先生の実践です。書くのが苦手な子のための学習法として、もっと知られていいのではないかと思います。
 
発達に凸凹のある子がみるみる伸びた!盲学校での指導経験を生かした「ミチムラ式」漢字学習のすごさとは?

 

 

トビラコ店主

 

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