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2024.04.20

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 

Xで知ったのですが、最近は板書の代わりにスライドを活用する先生がいるそうです。
 
生徒にはスライドのプリントが配布されるため、授業では先生の話を聞きながら必要に応じて書き込んだりマーカーで線を引いたりするだけ。板書をノートにとる必要はありません。どのくらいの数の学校で使われているのかわかりませんが、画期的ですよね。特に書くことに困難を抱えている子にとっては、板書の書き写し必須の授業とは天地の開きがあるほど、授業に集中できるようになります。
 
考えてみれば、ほとんどのセミナーや研修会はとっくにこの方式です。オンラインの場合はあらかじめ資料をダウンロードできるようになっているので予習もできます。
 
昔は(今も?)、板書をいかに美しく仕上げるかに注力している先生がいくらでもいました。実際、生徒が帰った後、教室で板書の練習をしている先生もいたと聞いたことがあります。
 
板書を書き写すのが遅い子が書き終わるのを待たずに、わざと黒板を早く消していた先生を知っています。「人は待ってくれない、社会に出たら、通用しない」からだそうです。でも、先生のいう「社会」は、とっくに変わっているんですよね。今や板書を写メで撮るのは合理的配慮として認められています。私もメモ書きするわかりによくスマホで撮影して後から見返します。人にメールで送って知らせることもできるので便利です。
 
書きに困難のある子にとって、板書の書き写しは「しなくていい苦労」を強いられているだけです。書くことに必死で肝心の授業が頭に入らなくなってしまいます。
 
スライドは無理でも、せめて板書の写メは認めてもらいたいところ。「しなくていい苦労」をさせないのも合理的配だと思うのです。

 

 

トビラコ店主

 

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