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小中学校時代には、発達障害の特性ゆえにさまざまなトラブルに見舞われたり、つらい思いをしてしまった子でも、自分自身を客観的に見ることができるようになると、思春期あたりで落ち着いてくるそうです。
といっても、自分を客観的に見るのはなかなか難しいですよね。そこで参考にしていただきたい本があります。『特別な支援が必要な子たちの「自分研究」のススメ 子どもの「当事者研究」の実践』(熊谷晋一郎監修 森村美和子著 金子書房)です。
著者の森村先生は知る人ぞ知る、特別支援教育にこの人ありといわれるベテラン教師です。文科省から優秀な教師に授与される賞をもらっています。私も何度かお目にかかりましたが、ともかくポジティブでエネルギッシュ。子どもを見る目の深さと鋭さはピカイチです。その森村先生の著書です。間違いないと思って手に取ったらやはり素晴らしい。
自分研究とは自分を客観的に見ること。そのために用いた手法が自身の特性にニックネームをつけることです。
たとえば、喋り出したら止まらなくなってしまう子が、自分の特性を「ペラペラノドン」と怪獣のようなニックネームをつけて、ペラペラノドンの特徴を綴っていたりします。
ニックネームをつけることで自身を客観的に見ることができるようになります。おしゃべりが止まらなくなってしまったら「あ、ペラペラノドンが出てきた」となるわけです。
ニックネームのいいところは、決して否定はしていないし、直すべきネガティブな特性ではなく、むしろ愛すべき点もある自分の一部と受け止めることができます。このあたりは、さすが森村先生だなと感心してしまいました。
発達障害の子だけではなく、すべての人が「自分研究」をしたら良いのではないかと思いました。よかったら手に取ってみてください。お子さんと一緒に、ペラペラノドン的な愛すべきニックネームをつけて研究してみてはいかがでしょうか。
トビラコ店主
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