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2024.05.06

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 
学習するうえでの子どもの困りごとには、3つあるそうです。
 
1)学び方(入力=読む、聞くなど)の困難。
2)出力(書く、話すなど)の困難。
3)頭の中の整理の困難。
 
1)と2)はわかります。でも、3)がよくわからなかったのですが、先日、ようやくわかりましたので、こちらにご報告を。
 
教えてくれたのは、前文部科学省特別支援教育調査官の田中裕一さんです。田中さんには合理的配慮について取材していて、その流れで聞きました。
 
田中さんの話の意訳なので、細かいところは若干違うかもしれません。概ね次のようなことです。
 
私たちは、頭の中に浮かんだ言葉をうまく整理して文章にしたり、話したりしています。浮かんだ言葉をすべて並べていては文章にならないし、話も脈絡のないものになってしまいます。
 
例えば、作文。いったん、頭の中で書くことを整理しないと相手に伝わる作文は書けません。メモするなりして整理するといいのですが、これが難しいのが「頭の中の整理の困難」です。
 
で、作文の場合、どのようにしたら良いのかですが、田中さんによると「穴あき作文」も良いそうです。ところどころ空欄になったマス目に言葉を埋める穴あき作文です。市販の教材であると思います。
 
探したら、こんなのもありました。特別支援級で教えていた先生が作った教材です。
 
特別支援教育 わくわく教材 穴あき文

特別支援教育 わくわく教材原因と結果

 

もうひとつ、思考を整理するために使われる「マインドマップ」ってご存知でしょうか。
本の中身を理解するために、よく使われるのは「マインドマップ」です。文字通り頭(心)の中の地図です。登場人物やキーワードなどを付箋に書き出して、次々に貼っていき、全体を見渡したところで、登場人物の互いの関係性や思いなどを地図にして頭の中を整理していきます。よく映画などでも、登場人物が多くて複雑な場合に相関関係が矢印などで示されていますが、あれもマインドマップ的な手法だと思います。

マインドマップは難しくても、まずは上の「原因と結果」あたりで読解の練習するのも良いかもしれませんね。

 

 

トビラコ店主

 

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