トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
合理的配慮、ユニバーサル、インクルーシブ。いろいろな言葉が錯綜していて、互いに関連していたりもします。でも、切り分けて考えた方がいいのではないかと思います。
合理的配慮は、障害者差別解消法で決められた法律。障害児者が、障害ゆえに不利益を得ることのないよう配慮を申し出ることです。なので、障害者の人権に関わることです。
ユニバーサル、インクルーシブとはちょっとニュアンスが違うんじゃないかなと思います。
この辺りがごちゃごちゃになってしまうと、せっかく法律として定められた合理的配慮の主旨がぼやけてしまいます。
私も、以前は、この辺りは同じ仲間でいいのではないかと思っていましたが、合理的配慮の牽引役にきっちりレクチャーを受けて考えが少し変わりました。合理的配慮はあくまで障害当事者が申し出ることが前提。ユニバーサルやインクルーシブは、個人が申し出るのではなくて社会全体で考えようという感じではないでしょうか。そして、ユニバーサルもインクルーシブもどちらも障害のある側の問題ではなく、障害のない側が考えないといけない問題を含んでいます。
インクルーシブ教育にしても、特別支援教育だけの問題ではなく、障害のない側の教室なりの教育が変わらなくて、障害のある子との共存はできません。
インクルーシブと合理的配慮は別。境界が曖昧になっているなと思うことがあって、自分でも整理してもう少し考えてみようかと思っています。
ユニバーサルやインクルーシブが、なんとなくふわふわ言葉のように聞こえてしまうことがあって、障害児者の不利益をカバーできないのではないかと考えるようになってきました。
トビラコ店主
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