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~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
教育新聞にて、これまで私が見聞きしてきた教材や教具を紹介する連載が5月28日から始まります。
教材・教具は、1)10年1日の如く変わらないもの(変えない方がいいもの)、2)変えたほうがいいもの、3)新たに仲間入りしているものに分けられます。で、私に教育新聞の担当者が求めているのは、3)だと思います。今回デジタルものは除きました。私がデジタル方面はまだ知識として発展途上だからです。で、非デジタルで3)って、そんなにあるのかなと思ってピックアップしてみたら、これが、10回で収まらないくらいにありました。
特別支援教育で使われているものだったり、それと謳わなくても特別支援教育を意識した教材教具が、ここ数年、増えてきたからだと思います。
中でも、先生たちに求められているなと感じる教材のひとつはコミュニケーションに関わるものです。トーキングゲームは、今や通級指導教室の定番のようになってしまいました。発達障害の子への特別支援教育の一環として、コミュニケーション活動(正式には違う名称かも)が課題としてあげられているからではないかと思います。
支援級にしても、最近は外国人の子どもが増えてきました。そうなると言語の壁も問題になります。知的な遅れはないのに、日本語を理解できないだけで、知的障害の子の特別支援学級に入れられた例もあります。そんな時に登場したのが、4ヶ国語が表記されている絵カードです。もちろん紹介します。
ひと昔前は、「勉強ができない子」とされていたけど、じつは学習障害であったという例もあります。学習の仕方を変えることで理解できるようになることが、ここ10年くらいで明らかになりました。ただ、学習障害の支援はとても難しくて、いまだに「勉強ができない子」扱いだったり「努力不足」とみなしてしまう教師もいます。
たとえば、漢字学習は、漢字を「見て・繰り返し書く」覚え方が一般的です。でもこの学習法では覚えられない子がいます。唱えて覚える、漢字の形を触って覚える教材も最近は使われるようになり、成果を上げています。
このような教材も紹介しつつ、覚え方は子どもによって違いますよ〜ということを伝えていけたらと思います。
連載がスタートしたら、こちらでもこっそりと紹介した道具をお知らせしますね。
トビラコ店主
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