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2024.05.31

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 
不安定な気候のせいなのか、私のまわりはなんとなく気分が落ち込む人たちをチラホラ見かけます。
 
昨日は、ショックなことがあって寝込んでしまったと、取引先相手からメールをもらったりもしました。この人の場合は、ショックの理由が仕事上のことではっきりしています。これまでも難関を乗り越えてきたので、今回も乗り越えることは目に見えています。
 
問題は、さして理由もないのに落ち込んでしまう場合です。
 
じつは、私もちょっと前まではなんだか気分が落ち込んでいました。理由はわかりません。このような時に気をつけなければならないのは、「落ち込みの沼」に落ちないようにすることですよね。
 
自分の気分を自覚するカード教材が特別支援界隈には多数あります。「落ち込んでいる」という気分のカードを選んだ子に、先生たちはどのようなアドバイスしているのかを知りたいと思いました。
 
願わくば、「落ち込み」=いけないこと、という方向にならないようにしてほしいなと思います。人はいつもプラスの感情ではいられません。解決法として、休む、好きな音楽をきく、おいしいものを食べる、好きなゲームをするあたりでしょうかね。
 
私の場合は、アロマも有力候補。アロマは仕組みを学んでしまったからなのか神経に働きかけてくれている感はあります。でも肝心の「心」となるとちょっと物足りない。
 
最近は、物語の世界に入り込むというのもありではないかと思うようになりました。久々に河合隼雄さんの著書を読んで、物語の力を再認識しました。
 
古代ギリシャの時代から、人は物語を欲していました。日本なら源氏物語あたりでしょうか。河合さん曰く、物語には癒す力があるというのです。私小説ではダメなんですよね。私小説は自分をこう見せたいという作者の意図が働いているからです。
 
物語は完全にフィクション。そこがいいんです。物語に入り込むことで、マイナスもプラスも含めた感情が吹き出してきたり、登場人物の人生を擬似体験したりすることで、心の底に溜まっていた澱(おり)のようなものを浄化する作用があるのかもしれません。心理の専門家ではないので、まったく的外れな解釈かもしれませんが。
 
活字でなくても、漫画でも良いわけです。良き漫画は立派な物語です。
 
落ち込みの人が、結構、まわりに増えているので、ちょっと考えてみました。全然、参考にならないかもしれませんが。落ち込んでいる人は、この週末、物語にどっぷり浸ってみても良いかもしれません。

 
 

トビラコ店主

 

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トビラコ店主が教育新聞に連載中
 
教育新聞
 
すきなのどっち? きもち・つたえる・ボード トライゲーム やってみたいのはどっち?を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(小学館)、好評発売中!

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小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
 

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