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2024.06.02

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 

「親なき後」に関しての本がずいぶん出回るようになりました。セミナーも頻繁に開催されています。制度や金銭管理のことなら、厚労省や法務省などのホームページを見れば、大体のことはわかります。
 
「成年後見人制度」「親なきあと」というワードで検索すると、厚労省も法務省もわかりやすく解説してくれます。公的機関にアクセスするのは簡単です。検索ワードの後ろに「”go.jp”」をつけるとすぐにアクセスできます。”go.jp”の”go”は、government(政府)の略。「”go.jp”」をつけないと、SEO対策した民間の企業が検索トップにきてしまって、なかなか知りたい情報に辿り着けません。
 
できるだけ、公的な(自治体など)機関のホームページを参考にした方が良いと思います。親の不安につけこむビジネスがいくつもあるからです。
 
例えば、無料セミナーと言いながら、セミナー後に有料(意外と高い)の個別相談を受け付ける手法。無料セミナーは、個別相談に誘導するためにあるわけです。
 
また、親なき後のために高額な保険をすすめるコンサルタントもいます。良識あるコンサルタントの告発でこの事実は明らかになっています。
 
もちろん、良心的なセミナーやコンサルタントがほとんどと思いたいですが、不安につけこんで成立している「親なき後」ビジネスがあることも確かなので、このあたりの見極めは必要です。
 
見極めるためには、自分自身が制度をきちんと理解していないとできません。なので国が定めている制度をまずは知っておくことが大事と思います。
 
ところで、親なき後のために、「記録を残す」と提言する人がいて、これは確かに!と思いました。
 
特に重度の障害のある子の場合、親なきあとは支援者に見てもらうことがほとんどだと思いますが、その時に、一緒に生活していたからこそわかる記録が役立ちます。いわゆるアセスメントですね。
 
意思の疎通はどの程度できるのか、服の着替えにどの程度の補助が必要か、入浴は? 食事は? 嫌いなこと、好きな&ことなどなど。このような記録が残されていることで支援者は助かるはずです。この記録は生きているうちにできるし、生きているうちに支援者にバトンを渡すときにできます。
 
ゼロへの道のり 株式会社ふくしねっと工房の挑戦』(友野剛行著 ルネッサンス・アイ 2017)に読んでいたら、親なきあとは「記録こそ大事」と書かれていて、これは意外と盲点かもとお伝えした次第。
 
本書の著者、友野さんは福祉の世界にこの人ありと言われる人です。友野さんを一言で説明するのは難しいのですが、就労支援が制度化されるずっと前から、無認可施設の作業所で働き、独立後、多数の事業所を展開し、いわゆる強度行動障害も含め、さまざまな支援困難といわれる障害のある人を仲間として受け入れて地域の仕事を請け負っています。
 
この本は支援の本質に触れる本でもあります。「支援」というものはなく「共生」するために、どうするかが書かれていると言った方が正確かもしれません。そして、昨今盛んになってきた補助金目当ての「福祉ビジネス」の限界もよくわかります。
 
福祉の世界に、一般のビジネスのモデルを移植してもうまくいかない理由も、おそらく支援の本質と無関係でもないでしょう。名著です。興味のある方はご一読を。

 
 

トビラコ店主

 

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トビラコ店主が教育新聞に連載中
 
教育新聞
 
すきなのどっち? きもち・つたえる・ボード トライゲーム やってみたいのはどっち?を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(小学館)、好評発売中!

トビラコ 書籍 『自信を育てる 発達障害の子ためのできる道具』
 
小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
 

発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】

 

 
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