トビラコへようこそ
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支援級(支援学校)と通常級との交流が、いつの頃からか行われるようになりました。
果たして、これってうまくいっているのかな、というのが私の率直な感想です。
すごくうまくいっていて、うちの子は楽しみにしている、という人がいたらごめんなさい。
でも、私の耳に聞こえてくるのは、子どもはお客さん扱いで友達ができるわけでもないという話です。
それはそうだろうな、と思います。いつも一緒にいるから友達になれるわけであって、たまにしか来ない子に「仲良くしてね」と言われてもどうしていいやらです。
そして、通常級の子どもが先生の前で見せる顔と、先生がいないところで見せる顔は別、というのが残酷な真実です。
交流級を望む親(子どもに障害のある側)は少なくありません。でも子どもたちはどうなの?という視点も必要ではないかなと思っていました。
立石美津子さんのVoicyを聞き、そうだよねという思いを強くしました。それが、こちら。いつもながら、きれいごと抜きのトークです。
運動会 こんな美談は嫌だ! クソ!
私の実家の近くに特別支援学校があります。学校の近くの大きな木が茂った広い公園で支援学校の子どもたちは時々運動をしています。体育の授業でしょうか。
ある子は先生とキャッチボールをしたり、先生が投げるスローボールをバットで打ち返したり。イヤーマフをしている子がそれを眺めながら時々転がってくるボールを返し、先生がその子に話しかけたりしています。
この緩やかなグループとはちょっと離れたところで、ひとりごとを口にしながら走っている子もいます。みんながそれぞれに活動しているわけです。このゆったりとしたペースの中で、どの子もおだやかに運動を楽しんでいます。通常級では見られない光景です。木漏れ日の中での活動が、私には桃源郷(大袈裟)のように見えました。
このように少人数でゆったりと過ごしている子どもたちが、交流と称して大人数で他の子と同じことを強制される通常級の運動会を果たして楽めるでしょうか。
多様というなら、先の支援学校のゆったりとした体育の授業だってあっていいわけです。通常級のペースに無理に合わせるような活動はインクルーシブでもなんでもないと思ってしまうのです。
トビラコ店主
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トビラコ店主が教育新聞に連載中
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発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】
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