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2024.07.04

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

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昨日は、発達性協調運動障害(DCD=Developmental Coordination Disorder)の子のお母さんから、DCD苦労話の一端をお聞きしました。
 
家庭科の授業はDCDの子にとって鬼門ですが、先日は「指編み」をしたそうです。時間内で終わらなかったので、家に持ち帰っても良いかと先生に聞いたらダメと言われました。
 
家に持ち帰ると、本人が編んだかどうかわからないからだとか。ま、先生の言い分もわからなくはないです。
 
それなら、本人が編んでいるところを動画に撮って提出したらどうかとお母さんに提案しました。「それいいですね。今度先生に相談してみます」と、私の提案に賛同してくれました。
 
先生が受け入れてくれるかどうかはわかりません。でも、障害ゆえのことなので合理的配慮のひとつではないかなと思います。
 
時間内に終わらないというのは、本当に焦ります。嫌なものです。
 
で、私が、オヤ?と思ったのが、お母さんの次の話。
 
「先生が(指編みの)やり方を見せてくれても、わからないって(子どもが)言うんです」
 
目の前で手本を見てもわからない、これは何かあるぞと調べてみました。すると、ありました。厚労省のDCD支援マニュアル(これ、おすすめです)に出ていました。DCDの子が模倣が苦手なのは、自分がイメージするように体の動きを合わせる(協調)ことが難しいからだそうです(P6)。
 
ああ、あのお母さんの話は、これにつながると思いました。いくら動きの手本を見せられても、脳機能の不具合で体の動きをイメージできず、体がそれに合わせることができないわけです。これもDCDの特性のひとつ。もっと知られていいですよね。

 

トビラコ店主

 

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