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昨日、チラリとご紹介した発達性協調運動障害(DCD=Developmental Coordination Disorder)DCD支援マニュアル(厚労省)ですが、かなりの量があるので、専門家しか目にしないかもしれませんが、本当は保護者にもためになることがたくさんあります。必要と思われるところを抜粋してみますね。
まずは、子どもが単に不器用なのか、DCDなのかをスクリーニングするテストが、P21にあります。
領域が次の5つに分かれています。
この表で点数が高いほどDCDの可能性が高く、苦手領域もはっきりとしてきます。
具体的な支援例としては、P50 第5節 DCD 児に対する支援の具体例
ー東恩納拓也(東京家政大学健康科学部) 平田正吾(東京学芸大学総合教育科学系)酒井康年(うめだ・あけぼの学園)がとても参考になります。
洗濯バサミの遊びなども取り上げられていますが、これなどは家のお手伝いでできそう。他にも、家でのお手伝いでもできそうなものがいくつかあります。
とても地味な資料なのですが、信頼のおける専門家たちによる実践例もふんだんに掲載されています。
DCDの何がいちばんの問題かというと、冒頭に書かれていますが、自己効力の低さだそうです。自己肯定感の低さと言ってもいいかもしれませんね。学校は他のこと同じことをさせられるので、「できない」が目立ってしまいます。
読み書き障害と違って、DCDはまだまだ本人の練習不足とされがちなのがとても残念です。
そんな話も出ているDCD支援マニュアル。せっかくのこんなの良き実例も、地味というだけで埋もれてしまって、本当にもったいない話。今後も時々、発掘してご紹介したいと思います。
トビラコ店主
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トビラコ店主が教育新聞に連載中
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