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「親なきあと」のことは、「親あるうち」に。
通常、「親なきあと」は残される当事者に抜きに親が考えることが多いと思います。そこに本人が参加することはあまりないかもしれません。でも残される子も不安であることに変わりはありません。
無駄に不安を煽ることはありませんが、子どもが働く年齢になったら、どのようなことが心配なのか、親子で一緒に話し合ってもいいのではないでしょうか。
「これからの生活のためにお父さん、お母さんが亡くなった後のことについて考えてみよう」という冊子は、まさにそれ。(なぜか、リンクが貼れず。「 」内で検索すると出てきます)
筑波大学の森地徹氏が代表を務める当事者参加型調査による親亡き後の支援の検討に関する研究
科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金) 基盤研究(C)として、作成されています。
冊子を読むと、不安と感じているのは、お金の管理、食事、洗濯、掃除、買い物、道に迷ったらどうするかなど、日常的なことです。そして、これらのことは「親あるうち」にできることがほとんどではないでしょうか。
日常生活のことは、日頃のお手伝いが物をいいます。一緒に買い物(ついでに値引シールのあるものがお得と教えるなども)して、簡単な料理(具沢山味噌汁ならおかずは一品でも済むことなど教えるとか)、洗濯と掃除。こうしたことは一朝一夕で身につきません。日頃の習慣でできるようになります。
ちなみに、知的障害のある弟を見ていると、洗濯は高校の時からしていたので、今でも当たり前のようにやっています。でも、料理と掃除がダメですね。一時期は料理をしていたこともあったのですが、働くようになると面倒になるんでしょう。掃除もダメで、部屋が散らかっています。ただ、ゴミ出しだけは決められた曜日に出します。ゴミ出しは習慣になっていたからだと思います。
日常生活の自立は「親あるうち」にできます。だから、お手伝いは大切です。そして困った時に誰を頼れば良いのか。これも親あるうちに教えておくといいですよね。
お金の管理は、その子によって、また管理しなければならない財産の額によって違います。託せる信頼できる人がいなければ、地域の社会福祉協議会(自治体のホームページ参照)に相談しておいても良いと思います。
当事者の視点は、これまではあまり考えられていませんでした。でも、当事者が発する不安をとり除くことが、本当の「親なきあと」のために、今しておくことではないのかなと思いました。よかったら、参考にしてみてください。
トビラコ店主
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