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Xで、こんなポストを見つけました。
特別支援学級が左遷先問題、多数の声。あまりにもあるある現象らしいので、ちょっと皆さんで力合わせてなんかやりませんかね!?
— 河村優詞 (@kawamurablog) July 16, 2024
迷いましたが、賛同の「いいね」を押し、リツートもしました。
迷った理由は、左遷先の支援学級でいい先生になるかもしれないと思ったからです。でも、「左遷」ということは通常級で何らかの問題を起こした先生です。その先生が特別支援学級でいい先生いなる確率はそれほど高くはなく、むしろ低い気がして賛同しました。例外もあるでしょうが、数が少ないから例外です。
じつは、この話、私が編集者時代の10年以上前から聞いていました。教えてくれたのは、特別支援学校に在籍しながら、特別支援教育コーティネーターとして各地の学校を巡回している先生です。
「問題を起こした通常級の先生や、定年間近のやる気のない校長の安住先のようになっている学校がある」というのです。
私は思わず「特別支援教育こそ、高度な知識と技術を持ったプロの教師でなければいけないですよね」と憤ったのを覚えています。特別支援学校(学級)は一斉授業しかできない先生では務まらず、一人ひとりの子どもの特性に合せて教えなくてはなりません。高度な知識、柔軟な発想、そして保護者との高いコミュニケーション能力が必要とされます。左遷されるような先生が、勤まる場所ではありません。
ただ、最近は、通常級には目もくれず、最初から特別支援教育の教師を目指して特別支援学校を希望する先生もいます。これは大きな希望です。そして全体的には特別支援教育は、以前とは比べものにならないくらいに良い方向に向かっています。
それだけに特別支援学校や学級を問題教師の「左遷先」にしてはならないと思うのです。
トビラコ店主
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