トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
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音の反響がつらくて体育館でみんなと運動ができなかったり、騒がしい声が苦手で教室でもはしっこに座っていたりする子がいます。
そういう子は、かなりの確率で「みんなと一緒にいたがらない子」とみられて、コミュニケーション能力に課題があると思われがちです。
みんなと一緒に何かできること=コミュニケーション能力が高いとは限らないんですけどね。
それはともかく、その場の音が耐えられなくて、みんなと一緒にいられない「聴覚過敏」の特性は、見過ごされがちです。
「音環境」の問題が見過ごされて、コミュニケーションに課題ありにされると支援の方向が間違ってしまいます。
知り合いの自閉スペクトラム症の女性も、聴覚過敏がありますが、みんなとおしゃべりすることが好きです。コミュニケシーションに課題があるとは思えません。自閉スペクトラム症というと「空気が読めない」「コミュニケーション能力に課題あり」とみられがちですが、彼女のようがタイプもいます。
先入観や決めつけがあると、その子自身が見えなくなってしまいます。特に感覚過敏のある子は誤解されがちです。
そもそも、何でもコミュニケーション能力に結びけてしまうのは、同調圧力の強い日本ならではなのかもしれないという気もします。
追記:意思疎通がうまくいかない知的障害の妹が聴覚過敏とわかったのは、妹の日常を動画を撮っていたからです。動画を見返すと、椅子を引く音や食器棚に食器を入れるときの音がするとビクッとしていることに気づきました。
日常生活を動画に撮っておいて後から見返すと、発見があります。発語のない子におすすめです。
トビラコ店主
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