トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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感覚過敏の子が苦手とする「感触」はさまざまです。
私も感覚過敏を知った時には驚きました。
たとえば、コロッケやトンカツの衣のサクサク。あれがトゲのように痛く感じる子がいるそうです。衣さえなければコロッケやトンカツを食べられることは、なかなか理解してもらえないかもしれません。
シャワーもそうです。シャワーの穴から勢いよく放出される水やお湯が針のように痛いと感じる子もいます。これもなかなか理解してもらえないでしょう。
特に夏場は、プールでシャワーを浴びる機会が多くなります。本当はプールが好きだけど、シャワーが嫌で、プールの日は学校に行きたがらない子がいるそうです。
「感覚過敏」という特性にももちろん合理的配慮は適用されます。
もしシャワーが苦手なら、「感覚過敏があり、学校の水圧の強いシャワーを痛いと感じるため、シャワー以外の方法で体を水に慣れされるようにしてほしい」
というように、教師にお願いするといいのではないでしょうか。
感覚過敏は訓練しても「慣れる」ということはありません。
たとえが適切かどうかわかりませんが、ガラスや黒板に爪を立てて引っ掻く音に慣れないのと同じではないでしょうか。あの音に慣れるのは難しいいですよね。
感覚は主観です。本人が感じる苦痛は本人にしかわかりません。その苦痛のせいでプールの授業を受けられないとしとしたら、十分に合理的配慮を申し出ていい事案です。
トビラコ店主
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トビラコ店主が教育新聞に連載中
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