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「不登校は問題行動ではない」と文部科学省が明言したのが平成28年。
まったくその通りです。私のまわりには不登校だった子が何人もいます。でも、今、何ら問題なく過ごしています。一時期は、家庭に重苦しい空気が垂れ込めたかもしれません。
知り合いのひとりは娘の不登校が長引いているのを気に病んで、唐突に「学校を作る」と言い出しました。早々にあきらめましたけどね。それで良かったと思います。人生長い目で見れば学校に通っている時期なんてほんのわずかです。
「学校を作る」と言い出した知り合いの娘さんは、自分に合う学校を見つけて友人もできて生き生きと過ごしました。そして、今や就活して勤め先が決まったようです。
別の知り合いは3人の子が全員、発達障害で全員不登校になりました。でも、それぞれ自分に合う学校を見つけ(もちろん親の助けを借りてですが)、テニス部のキャプテンをしたり、合理的配慮で大学院で勉強したりしています。
大事なのは、「学校に戻す」ことではなくて、その子の居場所を見つけることではないでしょうか。学校に居場所がなくなって不登校になったわけですからね。
学習の遅れなんていくらでも取り戻すことができます。仮に2次関数やら難しい方程式やらを習わなかったとして、それが人生に影響を及ぼすことはほとんどないでしょう。今は、学習アプリ等で、年齢関係なく学べる時代ですからね。
もし、お子さんが不登校で悩んでいるのなら、ぜひ『マンガでわかる!学校に行かない子どもが見ている世界』(西野博之著 マンガ來來珈琲店 KADOKAWA 2024))をご一読ください。著者の西野さんは40年にわって不登校の子どもたちの居場所づくりをしてきました。
本書にも書かれていますが、学習権が保障されなかった子に対しては「学習機会確保法」が2016年に成立し、2017年に施行されています。
文科省の初等中等教育局の名で次のような通達がなされています。
「不登校児童生徒への支援は、『学校に登校する』という結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて社会的に自立することを目指す必要がある」。
トビラコ店主
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トビラコ店主が取材した最新記事小学館子育てサイトHugKumに掲載
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小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
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