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2024.09.13

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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特別支援学校から1浪して公立の高校に入ったお子さんがいます。
 
お子さんは知的障害ですが、小学校ではまわりに恵まれて普通学級で過ごしたこともあって、高校は普通校を希望したそうです。
 
ここまではよかったのですが、受け入れる高校の側があまり特別支援の知識がなかったのでしょうか。本人に知らせることなく別室でテストを受けさせようとしてトラブルになりました。お子さんは、別室でテストを受けることを知ってパニック状態となり、先生に暴力を振るってしまったのです。その結果、謹慎処分に。
 
予告なしにテスト別室。これはパニックに陥りますよ。それまで同じ教室で学んでいたのに、なぜ? と思って当然です。暴力についても、教師へ抗議する手段がそれしかなかったと考えてほしかったと思います。
 
登校を禁じる「謹慎処分」が、法的にどのように規定されているのかわかりません。ただ「学習の機会」を奪うことを教師がしてしまっていいのかなという疑問もあります。予告なしの別室試験は、教師の側にも落ち度があるわけですからね。
 
こういう時こそ、障害のある子のための法律「合理的配慮」の出番なんですよね。本人は他の子と同じ部屋でテストを受けたいという希望があるわけで、それを学校側が受け入れられないなら、その理由を話し、代替案を提示し、お互いに話し合うことが合理的配慮です。
 
もしかしたら、他の子と試験の問題が違うのかもしれません。あるいは本人がテストに集中できずに立ち歩いて他の子が気が散るということかもしれません。そうであったとしても、本人と保護者が歩み寄れる代替案は必要です。
 
合理的配慮は、100人いたら100通りあると思います。難しい話ではなく、お互いに納得のいくように、そして本人を蔑ろにすることのないようにする。それだけなんですけどね。
 

 

トビラコ店主

 

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トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
 
障害のある子の困り感を解決する「合理的配慮」とは?スペシャリストに聞いた、うまくいく心構えと実践手引き
 

 
すきなのどっち? きもち・つたえる・ボード トライゲーム やってみたいのはどっち?を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(小学館)、好評発売中!

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小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
 

発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】

 

 
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