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2024.09.14

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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子どもに障害があると知った時に、多くの親はショックを受けると思います。
 
ショックを受けてから、障害を受け容れる(受容)するまでの過程を、怒り(否定)、哀しみを経て、再起し、受容すると、一般的に語られてきました。
 
しかし、この障害受容の過程は、実態とはかなりかけ離れていると指摘したのは、中田洋二郎さんです。中田さんは、長年にわたって障害のある子の家族支援をしてきた方です。今は日本ペアレントトレーニングの会長でもあります。
 
中田さんは、わが子の障害を受け容れるのは、そう単純なものではないと著書『発達障害のある子と家族の支援―問題解決のために支援者と家族が知っておきたいこと』(中田洋二郎著 学研プラス 2018)で語っています。
 
わが子の障害を肯定(受け容れる)できる日と、否定(受け容れられない)する日の繰り返しだというのです。繰り返しながら、諦めと共に否定の日が少なくなってくる。でも否定の日がすっかりなくなるわけではありません。
 
障害はあるけど、うちの子少しずつ成長していると思えたり、可愛いところがあると思えたり。でも、障害のない同い年の子を見て「うちの子だって障害がなければ、あの子達と同じように遊んだり勉強したりしていた」と思ってしまったり。
 
うちの子はうちの子と思っていたはずが、よその子を見て心が揺れてしまう。そういうものではないでしょうか。
 
中田さんは、障害受容を支援のゴールにするなと、著書で繰り返し述べています。作業療法士の木村順さんに至っては「親に障害受容の義務なし」ときっぱり言い切ります。
 

「障害受容」という専門家の間で使われていた言葉が、一般に広がってカジュアルに単純化されて使われるようになると、段階を踏めば受容できるようになると思われてしまうかもしれません。でも、そんなに人の気持ちは単純ではなく、常に揺れています。だから、受容できていない自分はダメと思う必要はないのです。受容できる日もあれば、できない日もあったり、受容できていないように見えて実は受容していたということもあると思います。
 
陰陽のたとえではありませんが、陰の中に陽があり、陽の中に陰があって常に動いているイメージかなとも思います。

 

トビラコ店主

 

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トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
 
障害のある子の困り感を解決する「合理的配慮」とは?スペシャリストに聞いた、うまくいく心構えと実践手引き
 

 
すきなのどっち? きもち・つたえる・ボード トライゲーム やってみたいのはどっち?を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(小学館)、好評発売中!

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小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
 

発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】

 

 
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