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2学期は、その後の学習につながる重要単元が多いのですが、「その後の学習」へのつながり方が必ずしも線のようにつながっているわけではありません。「これ覚えておいてね、後で使うから」的な感じです。
たとえば、2年生の2学期で習うかけ算九九(10月あたりから習うようです)。暗唱にとても力が入ります。もちろん、簡単なかけ算の問題もありますが、その後あまり使いません。そして、3年生になると筆算で3けたや4けたのかけ算を習うようになります。
基本は2年生のかけ算九九となるわけですが、暗唱についていけなかった子はちょっとしんどいかもしれません。
暗唱はあくまで手段です。かけ算の意味がわかれば、必ずしも暗唱ができなくてもいいのではないかと思っています。九九の表を見ればいいわけですし、大人になったまで筆算している人はいません。普通、3けたのかけ算は電卓を使います。
こんな話を聞いたことがあります。
中学受験塾の講師の話です。とてもよくできる生徒なのに、なぜか1度も100点をとったことがなく、不思議に思った講師は彼のこれまでのテストをすべて細かくチェックしていきました。
すると驚いたことに、かけ算九九の7の段を計算しなければならない問題でいつも間違えていることに気づきました(ここに気づいた講師もすご)。7の段を彼に答えてもらうと、かなりいい加減に覚えていることがわかったそうです。
中学受験するくらいですから、もちろんかけ算の意味は理解していました。でも暗唱でつまずいていたのです。
暗唱に力を入れるよりも、九九の表でいつでも確かめられるようにした方が合理的です。でも、なぜか、日本は暗唱文化があるんですよね。
欧米にはかけ算九九(九九という概念もないようですが)を暗唱する習慣はないため、日本の子どもたちが、かけ算九九を暗唱するのを聞いてとても驚くそうです。無駄に暗記暗唱するより確認できるようにした方がいいのではないでしょうか。暗記や暗唱はあくまで手段であって、目的ではないですからね。
そんなわけで、かけ算九九の助 九九計算尺・九九表シールセットは、ノートに貼って九九表をいつでも確認できる九九表シールがセットになっています。暗唱に自信がない子のおすすめです。
トビラコ店主
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トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
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