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2024.10.11

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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発語が少なかったり、なかなかおしゃべりしなかったりすると、家族はとても心配になります。

私の妹も発語に問題ありなので、家族は妹にたくさんのことばをかけ、絵本を開いてことばを(無理やり)教え、なんとかことばを発してほしいと思いました。
 
でも、ことばというのは自分の体験から体内に染み込んでゆき、ある時、何かの拍子で出てくるのだと気づかされました。
 
ことばの不自由な人をよく知る本3(中川信子・阿部厚仁監修 合同出版 2023)
という本に、ことばは氷山であり、「言えることば」は氷山の一角だと書かれていました。「言えることば」を支えているのは、水面下に広がる「言えないけど、わかっている」「言えないけど、知っている」ことばです。「わかる」「知っている」となるために大事なのは体験です。
 
これは、よく考えるとそうですよね。絵本で教えてもらった「りんご」と、実際に手に持って、皮をむいて、匂いを感じながら、食べた「りんご」では、受け止め方が全く違います。
 
妹が、あるとき「お風呂」「シャンプー」と言えるようになったのは、お風呂に入ってシャンプーで髪を洗ってもらったからです。
 
なぜ、こんな話をするのかというと、「発語を増やす」というふれこみで何十万円もの高額の費用をとる言語聴覚士さんの話をXで知ったからです。こちらに、シェアします。
 


 

ことばが出なかったり、ことばの育ちが不安なとき、藁をもすがりたくなる気持ちになるかもしれません。でも、その前に、ことばがどのように育つのかを考えてみるといいと思います。先にご紹介した『ことばの不自由な人をよく知る本3』を読むと、「発語を増やす能力が高い」オンライン言語聴覚士というのはなんだか変と思えるようになるでしょう。

本書は、言語聴覚士の大先達である中川信子さんと阿部厚仁さんが編集と監修をしています。分厚くて、3,800円とちょっとお高いので、図書館でお読みになるのも良いかもしれませんね。

あとは、やはり言語聴覚士として大活躍されている寺田奈々さんのことばの発達を支えるシリーズもおすすめです。ことばに親しむことのできるドリルです。だたし「発語を増やすドリルではない」という主旨の注意書きが表記されています。誠実な言語聴覚士さんは、無責任なことは言いません。

 
 

トビラコ店主

 

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トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
 
障害のある子の困り感を解決する「合理的配慮」とは?スペシャリストに聞いた、うまくいく心構えと実践手引き
 

 
すきなのどっち? きもち・つたえる・ボード トライゲーム やってみたいのはどっち?を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(小学館)、好評発売中!

トビラコ 書籍 『自信を育てる 発達障害の子ためのできる道具』
 
小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
 

発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】

 

 
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