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『障害のある人が使える支援 あたらしいほうりつの本 最新版』(又村あおい著 一般社団法人全国手をつなぐ育成連合会 2024)は、知的障害のある人が読むことを想定して作られています。すべての漢字にルビが振られていて、行政の用語は最小限におさえつつ、支援の目的や本質がわかる内容です。。
「お金」「住む」「働く」などが生活から発した支援が柱となった構成であることも、ともて身近に感じられます。
感心するのは、数多くの支援本からこぼれおちているような小さな「困った」についても書かれていることです。
たとえば、「障害者手帳」の項。手帳の解説だけではなく、注意すべきことも書かれていいます。いくつか挙げてみます。
・持っているだけでは割引されない
当たり前と思うかもしれません。でも、知的障害のある人は必ずしもそうは思わないかもしれないということを前提にしています。
・関係ない人に見せない、渡さない」
とても大切な注意事項です。障害者手帳には個人情報が記されています。落としたらすぐに警察に届けたること。また、関係ない人に見せたり、渡したりすると悪用されてしまうかもしれません。
・なくしても発行してもらえる
「なくしたら、もう終わり!」と思う人がいるかもしれません。そこを想定して、なくしたり、破れたりしても役所で最発行してくれることが書かれています。安心できる情報ですよね。
知的障害のある人に寄り添うって、こういう視点があることではないかしらと思いました。本書は知的障害のある人だけではなく、支援の制度がわかったようなわからないようなという人にもおすすめ。知的障害の人にわかりやすく解説されたものは、すべての人にわかりやすいのです。
トビラコ店主
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トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
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小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
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