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「スモールステップ」は子どもによって違うことが、あまり理解されていないかもしれません。という私もじつは、よくは理解していませんでした。
ゆっくりと丁寧に教えたり、わからなかったらひとつ前のステップに戻ったりという、ありきたりのイメージしかもっていなかったのです。
でも、筑波大学附属大塚特別支援学校の佐藤義竹先生に教えていただたいた「スモールステップ」は、目からウロコでした。
まず、スモールステップのステップの幅(もしくは高さ)は子どもによって違うということ。そしてその子の理解力に合わせることが大事。この視点がないと、その子にとってもスモールステップにはならないというのです。
『1日1歩スモールステップ時計ワークシート』(佐藤義竹著 合同出版)を読むと、佐藤先生のスモールステップに対する考え方がよくわかります。
スモールステップのステップは階段の1段分の高さをイメージするとわかりやすいかもしれません。10センチの高さだと上がるのが大変でも、5センチなら、あるいは1センチならラクに上がれるかもしれません。
『1日1歩スモールステップ時計ワークシート』は、時計を読む手がかりとなる情報が、それこそ1センチ刻みくらいに詳しく書かれています。
時計をある程度理解している子は、1センチ刻みをとばして、5センチ、10センチ刻みくらいのページで進めば良いわけです。
階段の1段分の高さが変わらなければ、いくらゆっくりだったり、前に戻ったとしても、1段分がそもそもその子は難しいわけですから、スモールステップにはなりません。
ステップの高さがその子の理解力にあっているかどうかがポイントです。
たまたま、ある保育雑誌で「スモールステップで前の回に戻る」という記述を見かけて、あれ、それは違うよと言いたくなりました。
トビラコ店主
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トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
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