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子どもに伝えるときは、短く具体的に。障害のある子もない子も同じだと思います。
昨日は、私が住む近所の駅で子どもの「1日駅員」体験がホームで開催されていました。
全身、駅員さんと同じ服装で「1日駅員」と書かれたタスキを斜め掛けした小学校低学年くらいの男の子が緊張した顔でマイクを手にしていました。
数人の駅員さんが「1日駅員」の周りで、あれこれアドバイスしているのですが、子どもは緊張しきっています。電車好きの子なのでしょう。憧れの駅員さんの格好をして、アナウンスをするのですが、声が小さくて届きません。
「ご乗車ありがとうございます」が、蚊の鳴くような声でした。それでも駅員さんたちは、褒めているのは微笑ましい光景です。さらに「いいよ、自信を持って」と何度も励ましていました。
ああ、でも、「自信を持って」と言われるほど、子どもの声は自信なさそうになってしまっています。
自分の声が出ていないことを一番わかっているのは、他でもない子ども自身。どうしたら大きな声が出せるかがわからないのです。
だから、そこを具体的に、短く。
私なら、「線路を挟んだホームに立っているあの人に聞こえるように」とか、「教室から校庭の人に聞こえるような声」で、とか言うかななどと思って見ていました。
こういう具体例がとても上手な先生がいました。「良い姿勢で立って」という代わりに「一番背が高く見えるように立って」、「前を向いて」という代わりに「おへそを先生のほうの向けて」という感じです。具体的ですよね。
「自信を持って」は、ちょっと抽象的かなと思いました。いや、駅員さんたちの気持ちもよくわかるんですがね。
トビラコ店主
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