トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
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この数年で、発達障害の子を意識した学習用品が急増しています。
tobiracoでも『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(佐藤義竹著 tobiraco編 小学館 2023)で、学習用品をたくさん紹介しています。
道具を紹介した本ではありますが、どちらかというとわが子の「できた」を増やすものを選んでほしいという気持ちで編集しています。著者の佐藤義竹先生(筑波大学附属大塚特別支援学校)の意図を汲んでのことです。
次々に発売される新製品に目を奪われてしまうよりも、うちの子にとってどうなのかが大事です。
佐藤先生は学習用品を選ぶポイントとして3つあげています。
1)その子の「〜できる」を引き出すこと
苦手は道具とのミスマッチ。「苦手を解決」という視点ではなく、「こうありたいという」姿につなげるための道具と考えて選ぶようにする。
たとえば、コンパスを使うのが「苦手」というのではなく、わが子が苦労せずに円と書けるコンパスはどれかという視点で選ぶということです。苦手に重きをおくと、どうしても「克服」ということになってしまいます。
そうではなくて、わが子がスッとコンパスで円を書くためにはどれがいいのかなということです。
2)スモールステップで自信を深めて、達成感を得られるように
本人ができそうと思える課題から始めて、自信を深め、達成感を得るようにする。
たとえば、時計の学習。いきなりドリルのまえに、簡単な時計の絵本でもいいかもしれません。「わ、難しそう」というのではなく、ハードルは低くするのが特別支援の原則です。
3)見通しがつき、安心できること
いつ終わるのかがわかると安心して勉強に取り組むことができ、前向きになれる。
見通しの伝え方に工夫を。タイムタイマーがあう子もいれば、絵カードで示すとわかりやすい子もいます。
他の子に良いものが、わが子に良いとは限らないという視点を持っていると、「あの子はできるのに、ウチの子はできない」とならないと思います。
トビラコ店主
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朝新聞EduAで
トビラコ店主の連載が始まりました
発達凸凹と向き合う 道具で「苦手」は消える
https://www.asahi.com/edua/article/15498456
トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
障害のある子の困り感を解決する「合理的配慮」とは?スペシャリストに聞いた、うまくいく心構えと実践手引き
すきなのどっち? きもち・つたえる・ボード トライゲーム やってみたいのはどっち?を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(小学館)、好評発売中!
小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】
発達障害の子の「できる」を引き出す学習道具ベスト5 筑波大学附属特別支援学校の先生が教えます!
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