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tobiracoは週1回、【tobiraco通信】というメルマガを発行しています。トビラコ店主が気になっていることや、他媒体で取材しメルマガ読者のかたたちにもお伝えしたいことを情報発信しています。
どの回のメルマガ読まれたかどうかどうかは、「開封率」が目安になります。一般的にメルマガの開封率は20%前後といわれます。つまり1000人に送っても、読んでくれるのは200人程度。そんな中で、【tobiraco通信】の開封率は34〜40%前後です。
【tobiraco通信】のどのようなテーマが開封率が高いのでしょうか。調べてみると、福祉の情報(障害児者のための医療機関、申請のことなど)、障害受容、心の問題などです。知的障害をテーマにしたメルマガも開封率がよく、とくに「知的障害の子(人)心のケア」の回は42%と高かったですね。身体障害を除く障害のなかで、もっとも数が多いのは知的障害です。
知的障害は、自閉症などの発達障害との併発として語られることはあっても、知的障害単独で語られることは私の界隈では少ないように思います。
知的障害のわが子に、親は何を残したら良いのか、参考になる話を【tobiraco通信】で後書きとして掲載しました。この後書きもとても評判がよかったので、こちらでも紹介します。
30代の知的障害者のメンタルケアをしている人の話です。
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母親の急死で統合失調症になった30代の男性の例があります。親なきあとの問題として、とても参考になります。
男性は母親とふたり暮らしでしたが、母親の死でひとり暮らしになり、生活が乱れ、病んでいきます。同僚に連れられて受診しますが、カウンセラーがしたことは、まず生活の立て直しです。規則正しい生活に戻ると「母ちゃんが、戻ってきたみたいだ」と男性は涙を流しました。母親との規則正しい生活が蘇ったのでしょう。そして、障害者雇用に理解のある大きな農家で働くようになりました。男性は植物が好きで母親とよく植物に水やりをしていたことが仕事に結びつきました。
ここからわかるのは、男性はすでに規則正しい生活と自分の好きなことを知っていたことです。カウンセラーはこれを「母親の心の遺産」と名づけていました。
とかく「親なきあと」の問題だけに関心が寄せれますが、「親あるうち」にできることもたくさんあります。そしてそれは日々の生活、「生きる」ことにつながる大きな遺産ではないでしょうか。その遺産が、子どもの心のケアの拠り所になりました。
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トビラコ店主
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朝日新聞EduAで
トビラコ店主連載中
トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
障害のある子の困り感を解決する「合理的配慮」とは?スペシャリストに聞いた、うまくいく心構えと実践手引き
すきなのどっち? きもち・つたえる・ボード トライゲーム やってみたいのはどっち?を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(小学館)、好評発売中!
小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
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