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2024.12.15

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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昨日は、福祉の世界にこの人ありといわれる、又村あおいさんの「スーパー又村塾」に参加しました。
結論を先に申し上げると、又村さんのセミナーに参加できる機会があれば、ぜひ参加してください。福祉の現状とこれからがとてもよくわかります。
 
「福祉」という大文字で語るだけではなく、「障害児者とその家族のこれからを具体的にわかりやすく語ってくるるのが又村式。たとえば、なるほどと思ったのは知的障害者にとって体験がとても大事だという話。
 
支援の最近のトレンドは「意思決定支援」です。障害児者の意思や選択を大事にしましょうということです。これ自体は悪くないのですが、でも意思決定に至るには体験が大事だと又村さんは話します。私たちもそうですが、体験していないことは想像できません。だから提示してされても決定しようがない場合があります。知的障害の人はとくにその傾向が強いとのこと。
 
たとえばです。この先、自分が暮らす場所が「自宅」か「グループホーム」か「ひとり暮らし」かという選択肢を与えられると、多くの知的障害者は「自宅」と答えるそうです。それはそうです、自宅での生活以外は知らないわけですから。
 
グループホームもひとり暮らしも想像できません。だから、体験が大事なんです。体験して決めることができるグループホームもあります。ひとり暮らしにしてもヘルパーさんに来てもらいながらなら可能かもしれません。自宅で暮らしている時に、お試しでヘルパーさんに頼んで親が家事をしないというやり方で、ヘルパーさんの助けを得ながらの疑似ひとり暮らし体験ができます。
 
これは、又村さんのお話のほんの一部ですが、制度と暮らしを結びつけつたとても具体的な例です。障害のある子の親なら、誰もが「親なき後」を考えます。そんな時に先が見えてくるのではないでしょうか。余談ですが、「親亡き後」ではなく「親なき後」です。必ずしも親が亡くなったときだけではなく、病気や認知症で子どもの世話をできなくなった状態が「親がいない=親なき」です。
 
又村さんは現在(一社)全国手をつなぐ育成会連合会常務理事兼事務局長ですが、前職は神奈川県平塚市の福祉課に勤務しながら、内閣府(障がい者施策担当・障がい者制度改革担当室)へアドバイザーとして出向していました。現場と福祉政策の両方に精通しつつ現在も国の福祉施策に提言する、まれな人です。セミナーになかなか参加できないという人は、又村さんが監修しているドコモプラスハーティサロンを。ま、ともかくすごい人ですよ。

 

トビラコ店主

 

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朝新聞EduAで
トビラコ店主の連載が始まりました

発達凸凹と向き合う 道具で「苦手」は消える

トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
 
障害のある子の困り感を解決する「合理的配慮」とは?スペシャリストに聞いた、うまくいく心構えと実践手引き
 

 
すきなのどっち? きもち・つたえる・ボード トライゲーム やってみたいのはどっち?を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(小学館)、好評発売中!

トビラコ 書籍 『自信を育てる 発達障害の子ためのできる道具』
 
小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
 

発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】

 

 
発達障害の子の「できる」を引き出す学習道具ベスト5 筑波大学附属特別支援学校の先生が教えます!
 

  
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